昨年、12月5日、大腸内視鏡検査、直腸癌との診断で即入院となり、
同13日6時間半に及ぶ大手術。
胃まで転移の疑いがあり半分以上が切り取られた。
鳩尾から恥骨まで腹が真っ二つに裂かれた痕が、我ながら痛々しい。
執刀医の若い女医さんの技術は抜群で傷の縫合痕も見事でその後の化膿も無かった。
手術後は夢見心地で起こされ、ブログの幻を見た。
切り取った癌の写真を妻に撮らせ、ブログに載せるなど前代未聞の試みを試してみた。
手術後2日目にして歩かされた思いでは一生忘れない。
今の医療では出きるだけ早い段階で歩く事を要求され、そのほうが治癒が早いのだそうだ。
痛みに負け歩かないと、腸の癒着が起きて、腸閉塞や腸ねん転で後々苦しむ事になるのだそうだ。
自称鬼看護師さんの厳しい指導の下、歯を食いしばって歩いた事が功を奏しこんなに早い退院に繋がった。
美人看護師さん揃いのこの病院、連係プレイもよく、病衣を汚しても笑顔で代えてくれた。
感謝感謝であった。
ハプニングもあった。
大腸検査を一緒に受けた人から、手作りの鶴の民芸品が贈られてそれが縁で人の繋がりが深まった。
大勢のブログ仲間から毎日励まされ、病気からの回復に強い力添えとなった。
それにしてもこんなに早く退院できるとは考えても居なかった。
おそらく、酒もタバコも嗜まなかった日常生活が肝機能など内蔵機能の正常化を促進していた為
癌との戦いに勝利を得たのであろう。
今後は自宅療養で抗がん剤服用の毎日が続くが、早い段階で無罪放免となることを願うばかりである。
私の直腸癌はレベル3であったが、5年生存率60%、との事、
少しでも生存率アップに貢献したいものである。
9時半頃、本日の回診がありその後で退院手続きをとり退院します。