コメ問題の深刻化について | よかもん人生のブログ

よかもん人生のブログ

長い人生の旅路を書き綴ったブログです

米余り問題が深刻になっているようである。

中国、アメリカ、オーストラリアなど外国産の安くて品質の向上した米の売り込みは激しさを増しており、

国内の農家は米価を下げられ青息吐息の様子が昨夜のNHK「日本のこれから」で放映されていた。

日本の食料自給率は40%を切り先進諸外国の中で最低である。

イメージ 1


喧々諤々の討論の中、結局解決策は見出せぬままで終わっていた。

政府の目論みは7年後ぐらいを目処に食料自給率を45%位までは上昇させたい模様であるが、

米消費拡大に対する農家と有識者とのギャップは大きかった・・・。

太平洋戦争の後、「米軍の占領政策」の一環として農地解放政策が行われ地主に搾取されていた小作農家は労せずして自作農家となれた。

日本歴史始まって以来の驚天動地の出来事であったはずである。

戦後農家の収入は激増し高度成長期を迎える頃には、

若者で高級車を乗り回すのは農家の倅と大体の相場が決まっていた。

農家は政府与野党に取って大票田であり、優遇税制の後押しでサラリーマンから見てもぬくぬくして見えていた。

時代は移り、食べ物の多様化で米離れが進み、政府は掌を返し米価政策は一変した。

一国一城の主としてふんぞり返っているように見えた農家の人達は、

米価の低落で機械貧乏を余儀なくされ少子化も重なり跡継ぎもいない状態にまで追い込まれてしまっている。

ここに来て慌てふためき、政府に政策転換を求めるに至っている。

日本の防衛政策上食料の自給率を上げねばならないのは「自明の理」だが、

その方策は?・・・適切な解決策をズバリ実行できる人は英明な総理になれる。

愚鈍な策ではあるが、米穀通帳を逆手に取り、

イメージ 2

この写真は米穀通帳で検索して出てきたものをお借りしています。

1、米を買ったときは、米穀通帳に販売店から証明印を貰い、

  その印の数により所得税の控除を受けられるなどの米消費拡大政策の転換は有り得ない事だろうか?

2、国内産米の米粉の消費拡大のため、パンや麺業界、菓子業界などに一定量の使用を義務付ける。

3、米のアルコール燃料化を推進し、それ専用の米の作付けを増やさせる。

4、企業を昔の地主に置き換え、農家は社員となり、若い派遣社員を米作りに励ませる。

5、米の生産者表示を徹底させ、おいしい米作りを奨励する。(うそつき銘柄米が多すぎる)

6、生産者、集荷業者、精米業者、販売業者の表示違反は徹底的に追及し公表の後厳罰で臨む。

7、国民が自覚し米消費拡大に協力する。(学校給食での実施が良い例である)

何事も始めなければ解決は出来ない。