訪問介護大手のコムスンが、不正発覚で新規開設と更新を停止された。
弱者を食い物に儲け主義が招いた因果応報である。
今からおよそ5年前・・定年後の高齢者雇用促進の為のある講習会で、
ケアマネージャー資格を持った女性と知り合った。
そこでその女性が憤慨しながら話をしたのが正に今回の事件と同じであった。
介護事業ほど儲かる商売は無い、介護される本人や家族は、過剰介護とも分からず口を瞑り、
役所からの監査はほとんど無い。
架空の人員の水増しや、勤務時間の延長水増しなど当たり前であり、援助金は貰い放題・・・。
直接現場で働く人には、安い給料を支払い、幹部は大幅な税金の無い水増しボーナスを貰っている。
口止め料のためである。
定年後の勤務延長を依頼されたが断ってきた。
この先こんな会社が湯水の如く増えるのだと思うと、暗澹とする思いですと話していた。
今回発覚したのはコムスンに何かの手違いが生じた為であろう。
今までは、先手を取り規制対象になりそうな事業所は直ぐに閉鎖し尻尾をつかませなかったようである。
ここが年貢の納め時となれば正義が勝ったはずだが、そう上手く行くのだろうか?。
今朝の報道では、そっくりそのまま事業展開を子会社に移行させるとの報道があった。
何のことはないグッドウィル・グループ(GMG)のトカゲの尻尾切りである。
介護事業は不正の温床になる事は、物言えぬ対象者が相手だけに明確な事実である。
何れ行かねばならぬ身であれば、何ともやりきれない思いがする。