10日ほど前になるが、統一地方選挙当選祝いの会に出席した。
出席した市会議員に、一つ頼みがあるのだがと切り出し、
写真の小川(茶郷川)の汚れについて話し込んだ。
5年ほど前のこの場所は魚のたまり場所で、
親子連れが釣り糸を垂らしたり、鷺が小魚を狙う場所であった。
上流にある企業から徐々に活性汚泥の底に溜まった残渣や洗浄水などの汚れ水が流され始め、
中越地震前には、ヘドロが溜まりはじめ、時々川底が見えないほど汚れ水が流されていた。
中越地震後は汚れ具合が激変し、赤茶色の泥水が終日流れて来た。
当然魚はいなくなる。
誰もが地震後の復興のため、道路工事の作業などで川水が汚れているのだろう・・・、
一時的に仕方の無い事とあきらめていた。
ところが工事が一段落しても川の汚れは赤茶色のままで、それが2年間以上も続き、
漸く一時的に清流が戻ったのが、市長選挙後、
川水の水質検査で生物が住めない状態になっている事が分かり、
新市長の鶴の一声で、翌日から川水は清流となっていた。
上流からの汚れの流入場所に規制の声をかけた結果である。
それが元の木阿弥になったのが、市会議員選挙後・・・。
川を汚しても文句が出ないと見たのか、一気に赤茶色の泥水が流され始めた。
日によって濃淡のある赤茶色の水は川の生物の生息場所を完全に無くしている。
市議への直談判の翌日から、薄濁りでは有るが、ものの見事に川水が綺麗になった。
水生植物が育ちだし、昆虫が生息できる環境が戻り、
魚が住めるまで回復するには、何年待てばいいのだろうか?。
企業人のモラルと、地域住民の自覚が川を再生させられる。
依然書いた部分とダブル場所も有りますが、皆さんはどうお考えですか?。