上図はこのサイトからお借りしました。一般細菌数
不二家は終にパンドラの箱を開けてしまった。
食品会社として絶対にやっていけない、細菌数の安全基準の甘さが明るみに出た。
国の基準で許されている1gあたり10万個を、基準の10倍に当たる100万個まで許可し、
大腸菌に至っては国の基準が0であるにも拘らず、1000個以上までも許可していた。
大腸菌そのものはほとんどが無害菌なのだが、
大腸菌が生存できる環境は、有害な食中毒菌も存在できるとの考えから国の基準は0となっているのである。
今回、大腸菌が製品から出たと言うことは、
製造過程で手洗いの不徹底や器具の洗浄が不完全であったと証明された証拠である。
弁解会見もしどろもどろで、いまさら弁解の余地はない。
前に書いた、不二家の蛾のことでは不二家を擁護する立場に立ったが、今回は別である。
会社幹部は、菓子類は甘みが強く水分も他の食品に比べ少ないことで、
例え大腸菌がいても製品の中では消費期限以内なら増殖しないと踏んでいたものと判断する。
これは食品会社として言語道断のことであり、倒産を含めた大鉈が下されることになろう。
参考として、食品の細菌検査を参照してください。