遺品を整理していたら太平洋戦争時代の故人の思い出の品が出てきた。
満州から沖縄へ転戦し、捕虜となり、昭和21年復員している。
記憶に従って書いたであろう収容所の略図が何とも痛ましい。

頭に銃弾を受け、鉄兜の内面を伝って玉が外に出たとのこと、助かったのは奇跡に近い。

頭に銃弾を受け、鉄兜の内面を伝って玉が外に出たとのこと、助かったのは奇跡に近い。
当時の郵政貯金簿も、復員証明書も実物を見た人は少なくなりつつあると思います。

紙くずと成り果てた戦時債券、特別報国債券など含めて50円ほどが残されている。

紙くずと成り果てた戦時債券、特別報国債券など含めて50円ほどが残されている。
衣料切符なども残されているが、戦時中から戦後に掛けて出回った物であろうか・・・

食料品の配給は幼い記憶に残っている。

食料品の配給は幼い記憶に残っている。
この「きけわだつみの声」の小冊紙は、同名映画の宣伝用のパンフレットで、

昭和25年7月に発行されている、片足を失った傷痍軍人の姿が何とも痛ましい。

昭和25年7月に発行されている、片足を失った傷痍軍人の姿が何とも痛ましい。
日本を巡る周辺諸国の情勢がきな臭くなりつつある今、
60年ほど前戦った記憶がここに残されている。