気持ちの良い日は気持ちの良い出会いもあります。
昨夕のことですが、犬連れ散歩の帰り道、
品の良い老婦人2人が散歩コースのお寺の境内で、
お孫さんを抱いて立ち話をされていた。
私を認めて話しかけてこられた。
時々お見かけします。
ひ孫達が、「わんわん」と言って触りたがるのですが、いつも降りて行くと歩いて行かれた後でした。
大体同じ時間頃ここを通られるので昨日も今日も待っていました・・・。
抱いているのはやはり、ひ孫さんで4世代同居の大家族だそうです。
2~3歳のひ孫さんと幼稚園児と思われる女の子、おっかなびっくりで、触っていました。
犬を初めて触ったのだそうです。
それから問わず語りの身の上話を話し出されました。
昭和19年相手の顔も判らず18歳で柏崎から嫁いできた。
戦況の悪化も有り、見も知らぬ土地へ嫁いできて心細かった。
私は機織りの仕方も知らず、この土地は機織りの出来ない娘は馬鹿にされ随分辛い目にもあった。
私もこの土地生まれではないことを話すと、堰を切ったように様々な世間話をして、
気が付くと30分近くも立ち話をされていた。
大家族と言えども家族内での会話は昔ほどはない物と思われる。
私も話し好きであり話し相手として選ばれたようである。
この道は時々通りますからと、又お会いしましょうと分かれてきた。
後味の爽やかな出会いでした。
今日は写真無しの「よもやま話」でした。