昨夜のNHK教育テレビで8時から ETVワイド・・女性の「うつ病」について・・・ 体験者を囲んでの赤裸々な討論と実写による鬱(うつ)の現状を追った放送が放映された。
この番組を放送するに当たり、うつ体験者から2500通を超えるメールを頂いたそうである。
2時間、特集に引き込まれその間何も手に付かなかった。
1年余りブログを通じ感じたことがある。
女性ブロガーに鬱(うつ)で悩む人が目立って多いように感じられている。 心の鬱積をブログ文に載せ共通の悩みを持つ人そうでない人の意見を聞き、 そのブログ内容から、鬱状態から何とか立ち直ろうとしている様子が伺える。
私のブログ仲間でも不幸にして中途でブログから撤退した方も多い。
この特集を見て実感出来るのは鬱は誰にでも起こりうる身近で恐ろしい病気であると言うことである。
仕事に、子育てに、夫婦生活に、挫折した時、待ち受けている物は死のうかの想い・・・ 未来に希望が持てぬ挫折感が大きくのし掛かって身動き取れぬ状態となり、病に倒れる。
正常に戻れるか病気に流されるかは紙一重で挫折感は誰をも襲うことである。
私の友人にも身内にも、うつ経験者はいる。
昔なら怠け者、働かぬ贅沢病と思われていた鬱病も漸く社会に認識されてきた。
真剣に働くことから逃げているニートの若者達こそ、うつ予備軍である。
この現象が自然発生的に増加しているのか、意図的に仕組まれているのかと考えた時、
背筋が寒くなる想いがした。
ニートを含め鬱患者の生活が、マインドコントロールされたゾンビのように映った。
食べる為に何となく働きはするが、目標もなく仕方なく毎日を過ごしている。 その生活が毎日,毎週,毎月,毎年,続いて空しく年を重ねていく。 私には鬱患者の増加は、環境汚染、家族制度の崩壊がその背景にあると感じている。
鬱病からの脱却手段が何処にあるのかを真剣に問われていることに気づかされた。