今年度から東谷興農会が行っていた

「原口九衛門さんを偲ぶ会」を資料館

が引き継ぐことになり、その一環で資

料館運営委員を兼ねている各町内の

自治公民館長の皆さんと原口九衛門

さんが一揆後に収監されていた日田

豆田牢跡を見学することになりました。

日田豆田牢跡については今から25年

前に三谷昔語り同人の方々が調査を

されていて今回その時の調査資料を

基に計画を立てることにしました。

原口九衛門さん。池田治平さん、大村

新蔵さんの3名は一揆後事情聴取と

いうことで呼び出されそのまま香春の

山下牢に収監されましたが豊前一帯

が廃藩置県で日田県の管轄になった

関係で日田豆田牢に移されました。

ここで一年ほど収監された後、ただ

お一人だけここ日田で処刑されました。

九衛門さんは収監中に家族への形

見として手紙用の紙でこよりを作り、

それで煙草入れをつくり残していま

す。残念ながら現物は現在行方不明

ですが幸い写真が残されています。

また辞世の句をいくつか残されてい

ますがそのうちの一つが興農会館

の顕彰に刻まれています。


 

 

日田豆田町の地図です。25年前に三谷昔語りの同人の方々が調べられた地図で

丸く囲った場所に丸田牢がありました。

 

 

 

25年前の豆田牢近くの写真です。この写真の奥に豆田牢がありました。

 

 

 

 

 

現在の豆田牢近くの写真です。グーグルのストリートビューの写真です

 

 

 

上の豆田町の地図にある天満宮の写真です。このお宮の前が豆田牢の跡地です。

 

 

 

現在の豆田牢跡地の様子です。現在は資材置き場になっていました

 

 

 

 

 

豆田牢の中で九衛門さんがこよりで作って遺した煙草入れのイラストと写真です。現物が行方不明なのは

残念です