オオバタネツケバナは日本原産のタネ
ツケバナの一種で山の谷川など源流
近くの清水に自生します。よく似た種類
で外来種のクレソン(西洋タネツケバナ
)があります。こちらはステーキなどの
添え物として野菜として普通に流通して
います。オオバタネツケバナはクレソン
によく似ていていますが草体が一回り
小型ですが香りも良く美味しい山菜の
一つです。ところが水の汚れに敏感で
少しの汚水の影響でも消えてしまいま
す。一方のクレソンは丈夫でオオバタネ
ツケバナより幅広い環境に適応し、生育
域を広げています。オオバタネツケバナ
の生育場所は東谷でもごく限られた場所
のみになっています。今回は貴重な日
本原産のオオバタネツケバナで醤油漬
けを作りました。漬け出汁は醤油をベー
スに白出汁、味醂、唐辛子で味を整え
ます。冷蔵庫で一晩寝かせてからはす
ぐに食べれます。
井手浦の立花川源流の近くに自生していました。
少し面倒ですが採取した葉は一枚ずつ丁寧に水洗いしました。
出汁醤油に一晩漬けたら出来上がりです。爽やかな香りとピリッとした味が特徴ですが
クレソンより優しい気がします。