10月になってから何回か野生のネギ
醤油を作りました。野生のネギ醤油は
ネギ香が強くアリシンも豊富で高血圧
の改善に役立ちます。ネギ醤油の香り
が食欲をそそり、冷奴や和風ハンバー
グのソースづくりには欠かせなくて我
が家の調味料の定番です。今年は
フィールドから畑に移植したものや
畑で自生して増えたものでネギ醤油
作りができる分は収穫できるように
なりました。今年はアサツキ、ラッキ
ョウ、ニラ、ノビルで作りました。
小さく刻んで日本酒、味醂、白出汁
を醤油に加えたものに刻んだネギ
を漬け込みます。冷蔵庫で一晩寝か
せれば食べれますが、食べごろは3日
~7日といったところです。
野生のネギでネギ醤油を作るときの
注意点ですが、特にニラを使う場合は
スイセンと間違えないようにしなけれ
ばいけません。水仙の新芽は姿も
葉の形もよく似ていて毎年どこかで
必ず食中毒が発生しています。水仙
を誤食した場合、酷い下痢や嘔吐で
苦しみ最悪死亡に至ることもままあ
ります。ちょっとした見た目ではわか
りにくいのですが見分け方は簡単で
葉茎を切ったところの臭いをかぐと
ニラは独特のニラ臭がしますが水仙は
無臭です。一番確実なのは花が咲い
たときの株を憶えておくことですが水仙
は若い株は花がすぐには咲かないので
球根を掘り上げて確認するのも一つで
すが、球根もごく若い時(発芽、2年もの)
は見分けがつきにくいので注意してく
ださい。
自制の様子で手前がニラで、真ん中がラッキョウ、奥がノビルです。
収穫した野生ネギです。葉は地際で刈るのがコツです。こうすれば
やがて伸びて再生します。
左からニラ、ラッキョウ、アサツキ、ノビルです。
小さく刻んで醤油出汁に漬け込みます
スイセンの新芽です。単独で見ると見分けにくいです
ニラとスイセンの新芽です。皆さんはどちらがどちらかわかりますか?
左がニラで右がスイセンです。良く見ると根際の葉の付き方が少し
違いますが本当によく似ています。葉の緑の部分だけだと見分けは
本当に難しいです。ニラとスイセンは野生では混植していることも多い
ので厄介です。