道原本村は旧道原小学校の前の
県道を挟んだ反対側に赤い石州
瓦の民家が集まっています。
このちくでは明治10年6月日に地
区のほとんど、住居、小屋、納屋
など合わせて48棟を焼き尽くす
大火に見舞われました。お風呂
の焚きつけからと言われていま
す。当時のお風呂は五右衛門
風呂がほとんどで外から薪を
くべながら風呂を沸かす仕組み
でした。集落は密集しているうえ
に通路も狭くまた当時は消防車
などもないので住民の方は家財
道具や、農耕に必要な牛馬を放
すのが精いっぱいだったようです。
不幸中の幸いで多少のけが人
は出たものの死者が出なかった
のは幸いでした。この大火のいき
さつは道原本村の郷土史家だっ
た方の祖母にあたる方からの詳
しい聞き書きを平成10年3月発
行の三谷昔語り合本第二巻の
127p~139pに書かれていま
す。
三谷昔語り合本は東谷郷土資料館
並びに小倉南図書館で閲覧できます。
(東谷資料館は祭日を除く毎週火曜日
木曜日の11時から14時開館しています)
四角で囲んだ家が消失しました