先日小倉南図書館で「古川さんさん
会」というグループが編纂した
「ふるかわ歴史のパッチワーク
」という西谷の古川集落の郷土誌を
見つけました。古川地区には二つの
二市一郡のお堂があるのですが、
その記事に関連して二市一郡の謂れや
千人参りの最後の年の行程表など貴重
な資料が載っていました。
二市一郡新四国霊場は元々は「企救新
四国霊場」と呼ばれていたものが小倉市
(明治33年)と門司市(明治32年)が発
足したときから名称が改められたようで
す。また大師講としての千人参りがおよ
そ10年前に中止になったことは知ってい
ましたがその正確な時期が平成25年4月
のお遍路が最後だとわかりました。さらに
行程表には具体的にお遍路したお堂の
地名も入っていてまだ見つけていないお
堂の場所が推察できました。千人参りは
集団でお遍路する性格上一度に八十八
か所全部は限られた日時で回りきれない
ので複数年にわたってお遍路していたよ
うです。また千人参り最終年近くでは徒歩
ではなくマイクロバスを使っていたようで
山間地など車で行けない場所は割愛して
いたようです。さっそく行程表に載ってい
た未発見のお堂を調査して発見したもの
もあるので順次記事にしていきたいと思
います。
今回新たに発見した資料が掲載されている古川さんさん会が編纂した郷土誌です
平成25年4月の最後の千人参りの行程表です。サムネイルをクリックしてもらうと
拡大してみることが出来ます。 上記二枚の写真はふるかわパッチワークからお借りしました。