久しぶりの二市一郡新四国霊場です。

現在掲載中のお堂は旧企救町の横代、

長野が中心です。横代・長野・曾根・貫・

方面は東谷同様二市一郡新四国霊場

のお堂が多い地区です。
二市一郡のお堂はネット情報や文献情

報も少なく、私は同好のMEさんからの

情報や各地区の郷土誌を参考にして

探索することが多いです。今回は横代

の堀越地区から長野地区へ通ずる岳

の観音トンネルを抜けた場所にあるのが

60番、岳の観音堂と同じ場所の66番

丸が口観音堂です。60番の岳の観音

堂は元々はトンネルのある山頂に設置

されていましたが地元の方が参拝の利

便を考慮して山頂から麓へ下ろされた

そうです。また、現在のお堂のある場所

には今は廃寺となったお寺がありそこも

新四国霊場のお堂の一つだったようです。

このように二市一郡新四国霊場は現在

廃絶になった物や移設されたもの、お堂

は残っているものの番号札を廃したとこ

ろなど残念なことに廃れたところが多い

のも事実です。

今がその記録を残す最後のチャンスだと

思って紹介を続けています。

 

 
堀越から長野へ抜ける岳の観音トンネルを抜けると
左手崖下に丸ヶ口公民館がありその広場にお堂があります
 
 

 

お堂の横には山頂にあったお堂を麓に下ろしたいきさつが書かれています

 

 

 

お堂の内部です。

 

 

 

お堂の内部には二市一郡新四国霊場を示すプレートが架かげられていますが

プレートには66番札所とあり

 

 

 

観音像横のご教歌には60番岳の観音と書かれています。

 

不思議に思い調べるとこの場所にはもともと二つの新四国霊場の観音堂があり

一つは山頂の岳の観音堂でもう一つはもともと丸ヶ口にあったお寺が新四国霊場の

札所の一つでした。丸が口のお寺はその後廃寺となり大分の方へ移転したそうです。

そんな関係でプレートは66番丸が口観音堂でお地蔵さまは60番岳の観音堂ということの

ようです。

 

 

お堂のある丸が口公民館です