今週の月曜日(12月13日)にリニュ
ーアルオープンした東谷資料館でオ
ープン記念の講演会が開催されまし
た。講演会は三部構成で
一部は地元東谷市民センターの馬
場館長並びに女性職員さんたちに
よる原口九衛門さんの紙芝居が行
われました。原口九衛門さんは明治
二年の企救一揆のリーダーとしてご
一新の混乱の中長州藩支配下にあ
った企救郡一帯での庄屋の不正に苦
しむ農民のリーダーとして一揆を主導
したとして明治四年に日田で処刑され
ました。義民として不正に苦しむ農民
たちを救うために立ち上がり刑場の露
と消えた九衛門さんを偲び東谷興農
会館の一角に立派な顕彰碑が建てら
れています。
二部は地元の郷土史家下条氏による
東谷の遺跡、文化財などの解説があ
りました。
三部は北九州市立いのちの旅博物館
の学芸員上野女史による小倉織の歴
史と現状について説明がありました。
小倉織はその縞模様のデザインが特
長的で江戸時代初期から作られており
一時は随分と重宝されましたが、明治
時代の後半に製造が途絶え、その製法
も不明となり幻の織物となりました。その
後近年になって博物館も協力してその
復活がなされました。東谷資料館の所蔵
品に明治時代の小倉織のハギレサンプ
ルが見つかり、今般その複製がなされ袴
が復活し資料館に展示されています。
トータルで2時間ほどの講演でしたが地元
の方を中心に20名ほどの方が熱心に聴
講しました。
一部の馬場館長と女性スタッフによる原口九衛門さんの
紙芝居が上演されました
二部は下条氏による東谷の史跡、文化財の説明でした
三部はいのちの旅博物館の学芸員上野さんによる小倉織のお話しでした