今、貫・曾根方面の二市一郡新四国

霊場のお堂の調査を進めていて、あ

ちこち出かけていますがこの地域で

目に付くのが各地の大小さまざまの

古墳や由緒ある神社仏閣です、特に

古墳群は4,5世紀のこの地方の古

代豪族の古墳が多いようです。この

時代は大和朝廷による統一が進み

旧の企救郡の周防灘に面した地域

は豊のクニが形成されていました。

いずれ古墳巡りも手掛けたいです

が今回気になったのはこの地域に

特異な巨石が多いことです。古代

からの霊峰貫山から流れる貫川沿

いに目を見張る巨石が点在してい

ます。そのトップに立つのが中貫の

荘八幡神社境内にある鈴石(スズ

イワと読みます)です。直径で4m

はゆうにある半球状の岩が小高い

荘八幡神社境内の中央に存在し

ます。その巨石は真ん中を鋭い刃

物で断ち割ったように真っ二つに

割れています。今評判のアニメ鬼

滅の刃の主人公が修行で断ち割

った巨石のモデルとも言われてい

ます。その断面を見てもとても自然

に割れたもののようには思えませ

んがどうやって加工したのかも謎

のままです。これほどの巨石がなぜ

小高い神社庁上の境内にあるの

かも謎です。これは私の私見です

が岩の割れ目がちょうど曾根方面

の海に向かっています。想像を膨

らませるとこの割れ目は日の出を

観測する装置であったかもしれま

せん。この巨石が人工的に加工

されたものなら古代の巨石文明

にロマンを感じます。





 

 

荘八幡神社の鈴石です。9万年前の阿蘇の大噴火の時に火砕流とともに

ここまで運ばれたものという説や其れよりもさらに古く地下のマグマが地表

付近で冷却されたときに節理が出来て割れた巨石という説もありますが

はっきりしたことはわかりません。

 

 

 

上貫のる気川沿いの道路脇にあった長辺7mほどもある巨石です。

 

 

 

荘八幡神社近くの御座神宮寺にある巨石です。さらに朽網には直径10mを越える

巨石帝踏石があります、