先月、小倉城横の松本清張記念館

を見学に行きました。清張氏は北九

州出身で福岡県に縁の深い日本ミ

ステリー界の巨匠だっただけでなく

その作品には現代史から古代史ま

で数多くの作品があります。小倉在

住時代にはデビュー作の「西郷札」

や「黒地の絵」芥川賞を受賞した「或

る小倉日記伝」などをまた推理小

説の名作で福岡市東区の香椎浜の

心中事件を書き出しに始まる「点と

線」などがあります。今回記念館を

見学して初期の短編に珠玉の名作

が多いことに気がつきました。今で

は入手しにくい初期の短編集なども

売店で販売されており改めてその

作品の面白さを再認識しました。

それで初期の作品を多く執筆した

小倉在住時代のことに興味を憶え

てネットを調べたら小倉在住時代

の住居が小倉北区の黒住にあり、

小さいながら記念館的に保存され

ている記事があったので早速愛車

の電チャリで出かけました。ところ

が住居があった場所に行くとそこに

は真新しい新築の個人住宅が建っ

ていました。ネットを良く調べると一

旦は保存された住居ですが数年

前に記念館は閉ざされ住居は撤

去され土地は転売されたようです。

清張氏が東京へ転出し有名作家

になった後の東京の自宅の様子

は小倉の記念館の中に書斎を中

心に再現されていましたがその原

点となる小倉時代の住居が消失

したのは残念な限りです。重住

には今は町内の市民公園に

「清張公園」の名が唯一残され

ています。

 

 

 

 

 


松本清張氏が小倉時代に住んだ黒住の公園に

清張氏の名前が付けられています

 

 

 

清張氏の小倉時代の写真です

 

 

 

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