このブログで時々とりあげている協生
理論に基づく人間本来の食性に合っ
た食材(便宜的に協生食材と呼ばせ
ていただきます)は残念ながら今の日
本では近所のスーパーなど既存の流
通ルートには乗っていません。自分で
探すか自分で調達するしかありません。
以下は私が行っている方法です。
1 野生肉(猪・鹿)
猪・鹿肉は昨今は獣害駆除対策など
で捕獲されたものを各自治体などが
処理センターや販売所を整備してい
るので少し探せば入手できます。また
個人的、伝で猟師さんから直接分け
ていただくこともできます。私は漁師
さんから分けていただいています。道
の駅などで扱っている所もありますし、
ネットで購入することも可能です。
2 野生果実
キイチゴ、アケビ、桑(マルベリー)など
野生で育った果実は既存の流通には
ほとんど乗らないので自家採集が主体
です。その多くは山林の林縁など人里
に近い場所にありますが大半は私有地
なので所有者の方の了解があれば頂け
ます。心ばかりの御礼をすればよりスム
ーズです。道の駅などでまれに出品され
ることもあります。柿やミカン類も郊外で
は放置の半野生のものは多く見かけま
すが土地の所有者が誰かわからずに
了解を得ることハードルが高いのが現
実です。小規模のグループで販売して
いるケースもあるので自分でネットで
調べるしかないかと思います。後は私
のように自宅に小さくても敷地に余裕
があれば自分で育てるのが安全確実
です。ミカン、キンカン、ワイルドベリー
、桃などは育てやすいです。(とはいえ
無肥料・無農薬の栽培はそれなりの
コツがあります)
3 天然淡水魚・海水魚
天然(野生)の魚介類も協生食材です
が流通量は少ないのが現実です。郊
外の道の駅などで「天然」表示のある
アユなどをたまに見かけますが普通は
産地でなければ天然物は少なく流通し
ている大半は養殖物なので協生食材と
言えません。自分で渓流釣りなどで捕
獲するか頂きもので入手するとかでこ
れもハードルが高いです。私はめった
に食べませんが近くの中流域で自分
で釣ったハヤや頂いたツガニなどを
食べる事があります。海水魚はスー
パーなどでもいわゆる「近海もの」が
出回っているので利用しやすいです。
このように野生(協生)食材は意外と
入手のハードルが高いのが現実ですが
ネットなので探せば意外と入手可能な
ものが多いです。また一般の流通ルートで
多くある肉、野菜、果実、魚などを否定す
るものではありません。現に私も普段多く
利用し、助かっています。自分の健康を
考えたとき自己責任でたまに野生食材
を食べるにはどうするかを考えると上記
のようになります。