下の写真のぐい呑みは横浜在住時代に
大船の宅地造成地の崖地から黄土系の
粘土を採取してぐい呑みに成形したの
のです。その後、素焼きは薪ストーブの
炉内で行い本焼きは七輪で行う予定で
したが素焼きの状態から本焼き(1200
度前後)をすると土が溶ける気がしたの
で本焼きは七輪で行わずに薪ストーブ
の炉内の中心部で焼きました。完全燃
焼している炭の近くは短時間ですが
900度近くになっていたので無釉の土
が焼き締まると考えました。自家採種
の土は市販の陶土と違い耐火度など
扱いにくい面が多いですが土の個性を
見極めれば最低でも土器以上は作れ
ます。出来上がったぐい呑みは渋い色
合いになって気に入っています。やや、
焼きが甘いのが欠点ですがまずまず
の出来でした。