地元のTV局、テレQの「キタキュウ遺産」と

いう番組で市内に残る鉱滓煉瓦造りの建

物の紹介がありました。レトロ建築は私の

好物の一つで過去ブログでも何度も取り

上げています。レンガというと一般には
赤煉瓦を思い起こす方が多いと思います

。近年改装された東京駅が有名です。
鉱滓煉瓦というのは製鉄所の溶鉱炉で

鉄を作るときにでる副産物の鉱滓を原料

に作られた煉瓦です。灰褐色の落ち着い

た色合いです。北九州市はかつては官営

八幡製鉄所を中心に発展した鉄都で今で

も市内のそこかしこに鉄の威光ともいうべ

き遺産を数多く見ることが出来ます。
先年指定された世界遺産はその筆頭で

す。鉱滓煉瓦に話を戻すと大正年間から
昭和初期にかけて製鉄所溶鉱炉の副産

物の鉱滓煉瓦で建物が数多く建てられま

した。番組では門司のビールレンガ館や

若松の旧上野ビル、などが紹介されてい

ました。旧八幡区、戸畑区、若松区など

八幡製鉄所に縁のある地域に多く残さ

れています。大型の建物だけでなく倉庫

などの小さな建物にも使われています。

 

 

若松のJオイルミルズの工場事務所棟です

 

 

 

門司の赤レンガパークですが手前の灰褐色の建物が鉱滓煉瓦造りです。

 

 

 

河内貯水池堰堤の監視塔で古城の雰囲気があります

 

 

 

若松区レトロ街(ウォーターフロント)の上のビルです

 

 

日本製鐵(八幡製鉄)専用線のくろがね線変電所です。これも鉱滓煉瓦が使われています

 

 

 

最後は九州工業大学正門です。