北九州市若松区本町の工事現場から出土

した粘土です。この一帯は昔からの埋め立

て地で地盤は地表から数メートルは砂混じ

りの粘土層です。マンションなどの工事の

際は地盤への杭打ちが欠かせません。

杭のために地層を掘り下げて出土した粘

土は陶芸で使うには粘性が不足のようで

すが粘り気のある粘土と合わせれば使え

ます。このような海浜性の粘土はどうして

も塩分の影響を受けるので耐火度が低く

なりがちです。逆に言うと七輪陶芸など簡

易窯では本焼きがやりやすいメリットがあ

ります。この土がどんな風合いを見せるの

か箸置きと豆皿を成型して単味と粘土を

MIXしたものと作り比べたいと思います。
そろそろ梅雨時で七輪陶芸には向かない

季節ですがここしばらく焼いてないので久

しぶりに本焼きをしてみたいと思います。

 

 

ここの粘土は砂気が多い土です。次はこの土を使って成型します。