村是の三番目はその政策について記されています。

村が行う八つの政策が具体的に記されています。

ここで特筆されるべきは「教育」がその筆頭に書か

れていることです。当時決して裕福であったとは

思えない時代でその筆頭政策が教育であったこと

はその視点が将来を見越していることがわかりま

す。その内容も初等教育の充実を掲げ、何をやる

べきかを具体的に掲げています。勧業(産業政策

)の項目では農業の米作と果樹栽培を挙げ、米作

では取り組む具体的項目、果樹栽培では推奨す

る果樹(柿、ビワ、柑橘)を指示しています。現在

もこの三種類の果樹は東谷でよく見かけます。

ちなみに私の庭にも先代の所有者からの古い株

が残っています。このような村是の政策を読むと

身びいきを差し引いても当時の行政官の優秀さ

が読み取れます。 



 

 
 

 

 

 

 

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