毎年春に東谷の造り酒屋、山荷酒造さんの店舗

の一部で作陶展をされている、一閑堂さんの作家

吉田さんが秋の作陶展のご案内を頂きました。今

回はご自分の工房で開かれるという事でさっそく

お邪魔しました。普段は轆轤引きをされる工房で

作品を展示されています。今回は鉄分の多い土で
長石の粒が表面に出た赤土系の粘土で作られた

どんぶりと片口の平皿を求めました。釉薬は石灰

長石釉で刷毛目にして還元をかけて焼かれたもの

です。石灰釉薬は酸化焼成すると濃い生クリーム

を思わせる乳白色に発色しますが、還元をかける

と胎土の赤土と反応して写真のような柔らかいグレ

ーに発色します。今までは酸化焼成の華やかな発

色の作品が多かったのですが灯油窯を入れてから

は渋い還元焼成の作品を作られています。これか

らもどんな作品を作られていくのか楽しみです。


 

 

直径で20cmのどんぶりと平皿の片口です。

 

 

 

吉田さんが趣味でつっくている箸置きです。他にも柿、トマト、カボチャなどがあります。

 

 

 

頂いた秋の作陶展の案内です。