植物の事をいろいろ素人なりに調べているとふと

不思議に思うことがありました。それは日本の漢

字の事です。日本の漢字には音読みと訓読みが

あるのはみなさんご存知かと思いますが、音読

みは漢字が中国から渡来したときの音(オン)が

ルーツだと言われています。一方訓読みは日本

本来の大和言葉や日本語の意味を表しています

。例えば私がよく使う「薬草」という言葉は「ヤク・

ソウ」で音読みですが「薬」はクスリ、「草」はクサ

で「ヤクソウ=クスリノのクサ」です。さらに「薬」

という漢字は「クサカンムリ」に「楽」という文字で

構成されます。つまり「植物を使うと楽になるもの」

つまり「薬」です。では「草」はどうでしょう。

「クサカンムリ」に「早い」で構成されます。つまり

「成長の早い植物」一年草や二年草です。この

ように漢字の持つ優れた表意性を数千年来使い

続け磨き上げた日本語を使う私たち日本人の叡

智は素晴らしいと思います。漢字発祥の隣国では

第二次世界大戦以降漢字の改変、簡素化が進め

られ表音性を優先し、表意性は軽視されているよ

うに思えてなりません。(日本でも第二次大戦以降

同様の試みがされましたが隣国ほど過激ではなく

、表意性に十分配慮し、簡素化も旧漢字の「つくり」

や「扁」の意味を十分吟味した結果になっています)

毎日ブログを書いていて日本の言葉(大和言葉)の

奥深さを改めて感じました。