ヨガを始めて間もない方からうかがうことが多いのが、「以前よりも良く眠れるようになった」ということです。ヨガを始めたら腰や肩が軽くなったりするのかなーと思っていたけど、それよりも睡眠の質の改善のほうが早く感じられた、とおっしゃります。
みなさん、お疲れの時はなにをしますか?
お風呂に入る、ちょっと贅沢に温泉に行く、マッサージに行く、鍼治療に行く、これ、みんな血行を良くすることです。血流は、肉体的にも精神的にも疲れていると滞り、疲労物質を体内に滞留させ、それがわたしたちに疲れを感じさせます。
ヨガも筋肉の緊張と弛緩を繰り返す動きによって、血行を促します。それにより、体内の疲労物質が血液に運ばれ尿や汗となって体外に排出され、すっきり感をあじわえます。ですので、ヨガをしてる間、終わった後はできるだけ水分をとるようにしてくださいね
その日の疲れをその日に流すことで睡眠の質の向上が期待できます
せっかくですから水の質にもこだわりましょう。
体にいいものを入れてあげるようにしてください。
この時、カフェインは避けるようにしましょう。
では、今週5/18のレッスンの振り返りです。
股関節が硬い大元は股関節の可動域が狭くなっていることです。
狭くなることで動きが制限され、股関節に繋がっている前後左右の筋肉の硬さも引き起こし、負の連鎖が生まれます。
その逆ももちろんあります。例えば股関節以外の足のどこか、膝などを痛めた場合、その足を動かさなくなることで、まず膝周辺の筋肉が硬くなり、それが股関節まで影響します。
股関節は骨盤の窪みに腿の骨がハマっているところです。
今週も、まずはあぐらでその部分をゆらゆら動かしスペースを作っていきました。
骨盤を前後に揺らしていきます。この時のポイントは大転子。大転子を運動軸にして動かします。腰や肩で動いていくと、骨盤の窪みの中にハマっている腿の骨をその窪みの中で動かせません。
骨盤が鍋だとしたら、骨盤を前後に傾け、その骨盤の鍋の中に入っている水を前にこぼしたり、後ろにこぼしたりしていくようなイメージです。
今週はその同じ動きをひばりのポーズでも行いました。
ローランジから後ろの足の膝を床におろし、体を起こし、手を前の腿の上か腰に添えた姿勢がひばりのポーズです。ひばりのポーズで鍋の水を後ろにこぼしにいくと股関節前側、足の付け根が伸びる感覚があるかと思います。デスクワークの多い方は長時間縮んでいることの多い部分です。伸ばすことでしなやかな動きやすい筋肉が作られ、使いたいときに使える筋肉になっていきます。前屈するときはこの付け根の筋肉を働かせて体を前に倒していくことになります。
ただ見た目がひばりのポーズになっているだけの時と、骨盤を動かし、付け根の伸びを感じられる時との違いを味わってください。
また、今週は長座でお尻歩きをして仙腸関節にもアプローチをしました。
仙腸関節も前屈や開脚に欠かせないファクターですが、今後また詳しくお伝えする機会があると思います。
今日はお尻歩きの前に行ったつま先パタパタについて。
お尻歩きにも、前屈にも、実は欠かせないのが脛の筋肉です。足首を90度にしてつま先を脛のほうへ近づけることでかかとで床が押せ、お尻歩きをしたり前屈を深めることができます。
足首が曲げられないと前屈もできないんですね~
意外とこの脛筋は普段意識の向けにくい忘れられがちな筋肉ですが、ヨガのあらゆるポーズの安定に欠かせない筋肉でもあります。
写真は準備できたら載せていくようにいたしますので、今しばらくお待ちくださいませ
レッスン中はみなさまの動きを見させていただくことが多く、ほとんどしゃべって画面に張り付いていて、みなさまが見ているのはわたしの顔面ドアップのことが多いかと思います
お見苦しい限りです
特にひばりのポーズでの骨盤の動きは地味ですが股関節の硬さにお悩みの方には難しいと感じられる動きかと思いますので、骨盤が前の時と後ろの時、のちほど写真を載せたいと思っておりますのでご参考になさっていただけたら幸いです
ご質問やお悩み、なんでもご相談ください