青森の雪景色の次は 伊豆河津の桜だな。

今年の河津桜にはまだ早いようだし、寒波襲来と騒いでるけど な~に晴れ予報だ、それに寒波も居座るっていうからグズグズしてたってしょうがないと「雨水」の昨日、暗いうちに家を出て・・・

 

三年前と同じに 桜見物の前に「天城の瞳」と呼ばれる天城山中の八丁池までハイキングと、旧天城トンネル下の駐車場にクルマを停めて7時スタート。

 

 

 

踊り子歩道の川端康成の「伊豆の踊り子」の文学碑の先に、

 

 

 

クルマ止めのゲートがあって、ここから入って行くんだけど天城にもクマがいるの?

三年前は旧天城墜道わきから入る周回ルートだったけど、今日は1930年に 昭和天皇が歩いたといわれる「下り御幸歩道」を往復の近道コース。

 

 

 

放置されたワサビ田をヨコメに、

 

 

 

ミツマタのツボミを見ながら行くと雪?

チラチラ白いのが落ちてきて、今日は降るものが雪から雨に変わるという「雨水」のハズじゃなかった?

 

 

 

いよいよ山道に入り、

 

 

 

ちょっとナナメになった階段を上ると、

 

 

 

なんだよ、これじゃ「伊豆の踊り子」じゃなくて「雪国」じゃねぇか。

 

 

 

粉雪?さらさらした小さい粒が落ちてきて、それでもすぐに止むんだろうと思いながら、

 

 

 

 

3年前に来た時、ハジだと思い言わなかったが 降りる途中で道迷いして3,40分 ヘンなところをグルグル、結局林道のような道に出て相当大回りして戻った。

 

帰ってから調べると、いくつものルートがあって道迷いが多発するところらしく、そういう経験をするとちょっと足が遠のくもんだけど、3年経ったしソロソロほとぼりも冷めてきて もう一度行くか!となったワケだが。

 

 

 

慎重にルートを見極め、3年前に道を誤った地点も ここだ!とわかって

 

 

 

 

 

それにしても 雪、やまないな。

荷物を軽くしようとよほど置いてこようかと思ったが、山の天気はナントカっていうしとリュックに入れてきたフード付きカッパを着込み、

 

 

 

これで半分、来たかな。

 

 

 

ますます降ってきたやないか。

 

 

 

マア、帰りは 自分の足跡を辿ってきゃいいんだからな。

 

 

 

むしろ雪を楽しまなきゃと気持ちを持って行って、

 

 

 

2時間半がかりで、着いたか?

 

 

 

下の駐車場には先に一台停まっていたけど、別ルートなんだろ、見晴らし台の階段に足跡はナシ。

 

 

 

しかし期待した池は凍っておらず、向こうに見えるハズの富士の姿もない。

 

 

 

↑三年前のショット。

 

 

 

湖畔まで降りてきたが、あの時は全面氷結していて、氷の上に乗って歩けたけどな。

 

 

 

雪は降ってるし、腰を下ろす場所もないので そのままユーターン。

 

 

 

おお、足跡がくっきり、これを辿っていけば迷うシンパイはないな。

 

 

 

 

でかい木のヨコをすりぬけ、

 

 

 

ツルツルのヒメシャラの木は雪も滑り落ちて溜まってる。

 

 

 

けど、降り続く雪は足跡の上にも積もって、ちょっとヤバイか。

 

 

 

 

湿った雪じゃないから、靴の裏に付かないのはいい。

3月ごろの雪は、おいらん道中の下駄みたいになるからな。

 

 

 

それでも、狭いところは慎重に、

 

 

 

東屋まで降りてきて、初おにぎり。

朝の東名の足柄SAで牛丼食べてきたから、ハラは持っていた。

 

 

 

東屋から少し下ったところで、初めて人と遭遇。

ノッポの、外人さん?どこからと聞けば「熱海」

住んでるのかい。

いろいろ話したあと、これから河津に桜を観に行くんだと言うと、「今年の桜は遅れてますよ」

日本人より詳しい?

 

それよりシンパイはこの雪で河津までの道路、ノーマルタイヤでダイジョブですかね~ 

「ワタシはスタッドレス履いてますから」と言いながらスマホを取り出したが「電波、通じませんね」

 

 

 

お互い気をつけて、とグッバイして少しすると 上のほうから大声が聞こえて

「河津も降ってますよ。早く降りたほうがいいです」

サンキュー!!!

 

 

 

木段を慎重に降りて、

 

 

 

もう少しすると、このあたり一面はミツマタの香りに包まれるんだろと思いながら

 

 

 

林道まで降りてきたら 舗装道路がヤバイことに。

これじゃクルマ、ツルツルだろ!

 

 

 

雪は 今まで以上に降ってきて、旧天城トンネルまで行くのもあきらめ、ほとんど駆け出すようなイキオイで駐車場まで戻ると、横に停まっていたクルマの姿はなくなっていたが

 

 

 

向こうの空は明るくなってるし、道路にも雪はなくてこれならゼンゼンダイジョウブじゃないか。

 

 

 

河津のループ橋を過ぎたところで目に止まった日帰り湯を浴び、

 

 

 

河津桜の原木をヨコメにタカシ君の家に・・・

昔、親同士が知り合いで、タカシ君はオレより一つ歳下。

 

 

 

↑7,8年前に、久しぶりに訪ねた時は家の前に人だかりがしていて、原木の苗を接木した一期生の「かじやの桜」として大人気になってるなんて少しも知らなかった。

 

 

 

あの時に見せてもらった河津桜の番付表でも、堂々と西の横綱に名前が載っていたのだが、やはり八丁池の帰りの三年前に訪ねた時には桜の上半分がなくなっていて 枯れてしまい伐ったのだとか・・・

 

 

 

あのときタカシ君は留守で会えなかったけど 今日はいるだろなと、上半分がなくなった庭の「かじやの桜」のツボミを撮り、玄関をピンポン。

出てきた奥さんに、今日はタカシ君は?

 

「二年前に亡くなったんですけど・・・」

 

 

家に入って線香をあげ、ガンで亡くなる半年間のいきさつや想い出話し。

「自慢の桜で まだスマホがなかったころは、いらっしゃるお客さんのカメラで次々に撮ってあげて腱鞘炎になっちゃうなんて言ってたんですよ」

タカシ君と「かじやの桜」は、同じ寿命だったんだな。

 

 

 

海のほうから東海岸を帰ろうと、走っていて目に付いた蕎麦屋の桜は満開じゃないか。

 

 

 

名前もさくら亭。

トロロ蕎麦を頼んで

外に咲いてるのも河津桜か?と尋ねると、若いお手伝いさんが

「正月桜と河津桜の混血です。この辺りでは一番早くて1月から咲き始めてますよ」

 

 

 

 

今頃晴れてきやがって、

 

 

 

左の山は天城連峰か?

上の方が白いな。

 

 

 

熱海ではインド原産の寒桜の一種だといわれる熱海桜が満開。

 

 

 

糸川沿いの桜にも見物客がカメラを構え、

 

 

 

あ~、だけど今年の桜見物は、ちょっぴりさびしいもんになってしまったなァ。

 

 

 

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