一生に一度は・・・と言われるお伊勢詣でに、ナニが紀州の同窓会に行くついでに同行してイヌと3サム。

一緒に行くと言ってたマゴ達は、木曜の夜に飛行機で先に出て 学校休んでusj見物?ホントにふざけたヤツラだな。

 

 

 

 

5年前のナニの同窓会の時も、じゃオレは熊野詣でと計画を立てたのにコロナがやばくなって同窓会は中止、みんなも行かないと言い出して、しょうがねぇ一人で行くか・・・

旅館からはホントにいらっしゃるんですか?と電話がかかってくるし、乗った飛行機はガラガラの乗客8人だけだったな。

バスに至っては乗客オレ一人。運転手は運転しながら「この桜の時期にお客さん一人なんて・・・」と嘆いてたっけ。

 

 

 

名古屋で別れて、前方ヨ~シの2両編成のJR関西線を伊勢市駅で近鉄に乗り換えて三つ目 無人駅の朝熊駅に降り立ったのは 6時前に家を出てから4時間も過ぎた10時。

 

 

 

「お伊勢参らば朝熊かけよ 朝熊かけねば片参り」 という伊勢音頭の一節がアタマをぐるぐるまわって、伊勢に行くなら是非この山に登りたい。神宮参拝のあとに、神宮の鬼門を守るこの山の朝熊岳金剛證寺にもお参りするのが昔からの慣わしだというが、それじゃ日帰りの時間的にもちょっとキツイ。

 

 

 

”参拝の順序は 外宮→内宮 に強くこだわらずとも結構です。でもできる限り 内宮だけとか外宮だけというお参りでなく、両宮お参りいただきたいと思います。”

という神宮司庁広報室の言葉を見つけて、順序にはこだわらなくてもいいかと時間的には合理的な逆周りで・・・

 

 

 

約109mごとに町石が立っていて、22町目が朝熊峠。

ジョギングで駆け上がってきて追い越して行った兄ちゃんに後ろから

”そのペースで行ったんじゃ30分くらいで上に着いちゃうだろ” と声をかければ

「30分じゃムリです。往復で1時間半くらいですかね~」

 

言葉がこちらのだった?どちらから?と聞かれ ”ヨコハマ。お伊勢参りに来たんだけど、ここを登らにゃ始まらないって聞いたからね・・・このあと 順序が逆だけど伊勢神宮をお参りして そのまま日帰り”

順序のことは、そうは言っても自分ながらやっぱり気にしてる。

ジョグ兄ちゃんは「気をつけてください」 と、颯爽と駆け上がって行ったけど。

 

 

 

昔のケーブルカーの跡。

 

 

 

大正から戦後まで 東洋一と言われるケーブルカーがあったらしい。

 

 

 

ちょっとがけ下に降りて その夢の跡をパチリ。

 

 

 

半分を過ぎ、

 

 

 

道の真ん中に山桜?の古木。

春になれば、このあたり一帯に花吹雪が舞うんだろ。

 

 

 

向こうが見通せるじゃないか。

 

 

 

そうしてウワサにゃ聞いてたが、三重県からでも富士山が見えるという・・・

 

 

 

矢印の方角を、目を凝らして見たけど 霞がかかっていてムリ。

それでなくても目はかすんでるのに。

 

 

 

さっきのジョグ兄ちゃんがもう降りてきて、”どこでユーターンしてきたんだよ”

「上の茶店まで行ってコーヒー一杯飲んで帰って来ました。」

またお気をつけて~と 風のように走り去って、

 

 

 

 

もう一息。

 

 

 

結局1時間20分かかって22丁目の朝熊峠に到着。

風がすごいけど、汗をかき気味の身体に寒いということはない。

 

 

 

そこからおよそ20分、朝熊ヶ岳山頂 標高555mに到着。

 

 

 

山頂ヨコに金剛證寺の八大龍王尊が祀られ、

 

 

 

鳥居をくぐった奥から又山道行けば道標があって 金剛證寺まで650m。

クネクネとした木の根道は、昔 歩いた京都の鞍馬から貴船までの山道と似てるな。

 

 

 

 

山から降りてきて 振り返って一枚。

 

 

 

取り合えず 極楽門をくぐって奥の院に向かうと、

 

 

 

なんだこれ?という卒塔婆の列。

こちらで見かけるような板ではなく もう木材と言ってよい木に戒名が記してあるのがずら~~っと何千も並んで あるイミ壮観だ。

 

 

 

奥の院に参っての帰り道、いつごろのものかと記されてる文字を詠むと令和?

案外、新しいんだな。

 

 

 

エッ、西田敏行? 施主ファン一同・・・

 

 

 

金剛證寺の本堂にお参りし、

 

 

 

神宮の鬼門避けとして明星天子を祀っている明星堂に手を合わせて、

 

 

 

車道を10分も歩けば、朝熊山頂展望台。

ここまでハイウエーが通っていて、クルマで来た人たちもたくさんいる。

 

 

 

ちょっと有名な?天空のポスト。

手紙を投函すれば天国に届くのかな?

 

 

 

 

鳥羽の海。

 

 

 

ここからも富士山が見えるというんで、また見えない目で眺めていると、なにか前方にそれらしき形が見えないでも無い。

 

 

 

茶屋で、やっぱり伊勢に来たなら伊勢うどん、海鮮天麩羅乗せ。

朝の新幹線で駅弁を食べたっきりなので、汁まで全部飲み干して、ここから2時間に一本、それも土日だけ運行という参宮バスで内宮まで行く予定だけど 出発までまだ50分もある。

 

時間ないしな~と、茶屋のネーサンにタクシー呼べるか? と聞けば

「呼べますけど、内宮まで4,5千円かかりますよ」

 

熊野古道を歩いた時は、熊野大社から熊野川を船で熊野速玉大社まで行くのも川の参詣道だと聞き 乗ろうとしたら三人から船を出しますがコロナで 他に乗る人がダレもいません。

せっかくここまで来たんだからと三人分払って乗せてもらったけど、今は無職の身、ゼイタクはしてられないと、風よけになる壁の内側に身を寄せて天空のポストを眺めていると、

 

 

 

クルマでやってきたらしい連中が次々と来ては記念撮影。

 

 

 

小学生?の二人組がほうきを持ってウロウロしてるので、

”それにまたがって ジャ~ンプしてよ”!と頼むと、 スナオに言うことを聞いて

 

 

 

うまい!、もう一枚!

 

 

 

時間通りにやってきたバスは満杯で、土日のみ運行と調べてたけど、みんな知ってるんだな。

 

 

 

バスの車窓から、くだんのジュモンを眺め、

 

 

 

内宮の一つ手前の浦田町というところで降りて、是非に?と勧められた猿田彦神社にお参り。

バス代が900円もして小銭が足りず、スイカで払おうとしたら残額が足りませんとかでテンヤワンヤ。

 

 

 

そこから歩いて 内宮に向かえば、

 

 

 

なに、この人?というほど人が一杯。

もう2時半を過ぎていて、オレはこれから内宮外宮を参らにゃいけん。

気が急いても みんな店をのぞきながらゆっくりユックリ 追い越すにも追い越せずに陽が傾いてきちゃったよ。

 

 

 

オッ、ここがあの赤福か。

スゴイ行列だな。

 

 

 

やっと辿り着いた内宮もまだ人が多い。

一月の土曜日だからか、それとも外国人が多いのか・・・

 

 

 

五十鈴川の御手洗場にて手を洗い、

 

 

 

奥の正宮までの道の両側には 今まで見たこともないような太い木がたくさん聳えていて

 

 

 

フランスの作家で文化相もつとめたアンドレ・マルローがここを訪れ「伊勢とアインシュタインの相対論的宇宙とは収斂する」と言ったそうだが、エライ人の言うことはよくわからないけど、この雰囲気を味わえばなんとなくそんなような気もしてくるからフシギだ。

 

 

 

正宮の天照大御神をお祀りしている皇大神宮。 

 

 

 

お願いをではなく、ここまでなんとか生き延びてこられた礼を言い、

 

 

 

五十鈴川にかかる宇治橋を渡って戻る参拝者の列の影を見ながらまたバスに乗って

 

 

 

やっとサイゴの目的地 外宮着。

もう陽もかなり落ちてきてるが、5時丁度の伊勢市駅の予定の電車に間に合いそうでホッ。

 

 

 

次の式年遷宮の予定地というが令和15年って オレ、生きてるか?

 

 

 

外宮 豊受大神宮の奥に見える屋根の鰹木が 折からの夕陽に金色に輝いて神々しい。

 

 

 

 

外宮の参拝を終え、暮れかかる鳥居をくぐって伊勢市駅に向かう参道を行くと、

 

 

 

ここにも赤福があるじゃないか。

 

 

 

ついでだ、時間あるし甘いものを食べて行こう!

 

 

 

甘アマのぜんざいを食べて、さあ帰るかと駅までの参道を行けば、

 

 

 

 

オイッ、気にしてるんだからダメを押すなよ。

 

 

 

 

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