日曜の夜8時、ヨコハマの花火が打ちあがる音を聞きながらスッと眠りに入り、翌朝3時起きして尾瀬行き。

関越道の赤城高原SAで天麩羅蕎麦食って、明るくなってきた吹割りの滝あたりを走ってるとカーラジオから聞こえてきたのは

 

 

 

ノイズが激しいけど、グッドタイミングやないかい。

 

 

 

戸倉駐車場で乗り合いタクシーに乗り換えて

6時半、皆が行くあっちじゃなくて アヤメ平方面は最初から登りスタート。

 

 

 

鳩待峠からアヤメ平を経て富士見峠、長沢新道を下って竜宮から牛首分岐を通って山の鼻から戻るという周回コース。

 

 

 

しかし昨日のダービー、漫才師の言うことをアテにして買ってちゃ当たるもんも当たらねぇな。

 

 

 

 

至仏には少し雪が残り、まだ降ってこないが今日はどうみても雨。

早めにカッパ着とくかな。

でも、着ると蒸すしな~と優柔不断。

 

 

まだ1.2Kmしか来てないのかよ。

コッチ廻りか、去年のニニ達のように反対周りにするか迷ったけど、丁度真ん中あたりの3時間の登りはキツイよな。

下れば2時間で行けるし、サイゴの苦しい1時間の登りさへガマンすりゃ、やっぱりこっちからか。

 

 

雪が出てきた。

去年もここで見たような。去年来たのは5月31日。

尾瀬ヶ原の水芭蕉は終わり、標高がアチラより600m高いこちらならまだ見られると言うんで来たんだが、それでも終盤に近づいていた。年々温暖化が進み、晴れる日を待ってたんじゃアウトだと 今日は青空は見えなくても水芭蕉が見れれば・・・

 

 

 

 

 

 

オッ、咲いてる、咲いてる。

木道の奥の白いのは雪、左手の白いのが水芭蕉。

 

 

 

出発の鳩待峠から3kmの横田代というところに 水芭蕉が点在していて、見ごろ?

 

 

 

木道の脇にカラーを拡げた清楚な姿・・・

 

 

 

 

 

しかし、こっちはいくら人気がないからって、少しは整備しろよ~

♪ 夏が来れば思い出す~ なんてオンチで歌ってて 足を踏み外したらオオゴトだぞ。

 

 

 

振り返ると、奥に至仏山のアタマが見えて、

 

 

 

 

 

富士見峠までの3分の2ほど来たかな。

雨がパラパラ降ってきて、カッパ着るか。

フードを下ろすと鳥の鳴き声が聞こえないから、アタマはキャップだけにして、

 

 

 

 

ショウジョウバカマ。

 

 

 

猩々とは、中国の伝説上の動物のことらしい。

 

 

 

木道をオッコチしないようにカメラを向けて、

 

 

 

けっきょく今年も、この先の富士見平まで人っ子一人、クマ1っ匹も出くわさなかった。

 

 

 

 

天空の楽園と言われるアヤメ平までのアプローチ。

 

 

 

 

風も出てきて、たまらずにフードを被るとパラパラと聞こえる雨音。

だが見渡すこの広い湿原を独り占めは、なんたって良い気分で前方には燧ケ岳が霞んでる。

 

 

 

 

 

 

 

アヤメ平。

 

 

 

もう少しすると キンコウカの黄色い花に覆い尽くされるんだろ。

 

 

 

朝見たテンクラはB、C予想だったからな。

風が思ったほど吹いてなくてよかった。

空、もう少しガンバレヨと願いながら、

 

 

 

 

2時間半近くかかって富士見峠到着。

 

 

 

地形的に雪が残りやすい場所か、一帯はまだ雪に覆われていて、

 

 

 

晴れてりゃ、真ん中奥に見える燧ケ岳が水面に映る逆さ燧が見えるワケだけど 今日見えるのは雨粒のあと。

それでも疲れが来てるし、雨の降る中を濡れたベンチに腰を下ろしてコンビニ調達の稲荷寿司を食べ、 さあ行くか。

 

 

 

事前にチェックしておいたが、ズボッとはまるこの穴には要注意。

 

 

 

ゴムマットが敷かれてる木道の真上を歩かないとヤバイ。

 

 

 

 

足跡が新しいか古いか、馬ドロボーを追ってるインディアンのように凝視して その跡を辿り、

 

 

 

 

苔の木の下をくぐり、

 

 

 

 

 

新芽を撮って、

 

 

 

土場。

 

 

 

雨よけのリュックカバーのついたリュックを下ろしてバナナタイム。

 

 

 

木々のあいだから 尾瀬ヶ原が見える。

 

 

 

ゼンマイ?

 

 

 

長い下り、あいつ達はよくここを登ったな。

 

 

 

 

オオカメノキ

 

 

 

見上げても花は終わっていて、

 

 

 

水辺の苔のついた岩にスミレ草。

 

 

 

やっとこの橋か。

歳をとってくると、こんな橋でも慎重にヨロメかないように。

 

 

 

大体まっすぐ歩くと言うことが難しくなってきてる年頃だからな。

ボールもひねくれてるし。

 

 

 

 

その先が尾瀬ヶ原という手前のところに水芭蕉の群生地があって、とりあえず一枚撮ったらカメムシがへばりついてた。

 

 

 

 

 

気を取り直して、撮り直し。

向こうに至仏を見渡せるここは、隠れた撮影スポットじゃない?

 

 

 

鹿柵を開け、

 

 

 

もう一発。

長沢新道の下りは2時間弱。去年と同じで、一年歳食ってることを思や上出来。

 

出あったのは1組の7人くらいのパーティーのみ。

「尾瀬を独り占めしてきたんですか?」と冷やかされ、

 

 

 

タテヤマリンドウ

 

 

 

ミツガシワ

氷河期の生き残り(残存植物)と言われているらしい。

 

 

 

リュウキンカの群生。

 

 

 

この道が突き当たる向こうに、水平に伸びているのが尾瀬ヶ原のメインルート。

人が行列をなして行き交ってる。

 

 

 

竜宮から山の鼻までは平坦な木道だけど、去年は人が多く右側通行の他の人のペースに合わせて歩いてたらかなり疲れた。

 

 

 

きょうは、そのテツを踏まぬよう、うしろから人が来たら写真を撮るフリをして左によけマイペースでゆっくり。

 

 

 

女子高生らしき一団がグループを組み、何団体もとのすれ違い。

一人一人がアイサツをしてくれて こちらもオスオスオス・・・

 

 

 

なんか晴れてきたんじゃないの?

もう降りそうもないとカッパを脱ぎ捨てれば、湿原を渡る風が心地よく、

 

 

 

振り返って見る池塘に 逆さ燧がうっすらと映り、

 

 

 

 

これはワタスゲ?

 

 

 

多分、左手に見えるあの上が歩いてきたアヤメ平だな。

 

 

 

定番スポットには、ウエディングドレス姿の女性が・・・

 

 

 

思いもしなかった青空が出てきて、

 

 

 

女子高生たちは、もう引き返してきたのかよ!

 

 

 

途中のベンチで休み休み、沼田のコンビニで買ったアップルクーヘンなんか食べながら、

 

 

 

顔をのぞかせた太陽に白く光る水芭蕉。

 

 

 

いるって言ってたよな。

と、なにか動くものが目の先に・・・

 

 

 

シカかよ!

水芭蕉食ってると怒られるぞ。

 

 

 

山の鼻まで2時間弱。

 

 

 

休憩所の花マメソフトで一息ついて サイゴの登り。

去年はひどく苦労したが、最初から辛いぞと思ってりゃ気分も違う。

 

 

 

エンレイソウ

延齢草の名のように寿命が長いそうで、あやかりたいもんだ。

 

 

 

キスミレ

 

 

オヤのカタキか!と言うほどにクマ鈴を鳴らす女子高生の一団。

クマのほうがビビるだろ。

 

 

 

鉄柵で囲われた檻のなかにシラネアオイが咲いて、

 

 

 

疲れた~と木道の脇の水を手で受ければ冷た~い。

いっそ一口、と思ったがダレかさんに脅かされたんで思いとどまって、

 

 

 

途中で2回もベンチで休み、1時間をオーバーしてようやく終着点の鳩待峠に帰着。

同級生の帰りを待つ生徒や先生がずらっと並び、奥には新築中の山荘?

 

 

 

 

定番の看板を押さえ、

 

 

 

乗り合いタクシーで戸倉の駐車場まで戻って、日帰り湯を浴び、

 

 

 

地元のママさんお勧めの養蜂所で、

 

 

 

これまたお勧めの「栃のハチミツ」をオミヤゲに買って

 

 

 

帰り着いたら新記録!

朝の6時半に歩き始めて、帰りの乗り合いタクシーに乗ったのが3時半。

9時間うろうろして歩行時間は5時間45分って、他はなにしてたんだろ。

 

 

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