4月の初め、沼津まで子供と前泊して黒鯛釣りに行ったのに、釣れたのはちっちゃなカサゴ1っ匹。
リベンジに行こうと誘われ、もう乗っこみの時期は終わりだろ?
ネット見るとまだ釣れてるからと、天気予報の悪い中を前回と同じ船宿に着き、目の前の漁港に陽が落ちて
オマエ、また金目の煮付けかよ。前と同じじゃないか。
美味いよ。
オレは、まだピクピクしてるアジの目を見ないように大葉をかぶせ、イカのゲソ天もすべてがイキが良くてうまかった。
翌朝、起きると雨が降っていて もうちょっと寝てようぜ。
予定より1時間半も遅れて7時半に 団子釣り用の大荷物を持ってボートに乗り込むが、
鯛の養殖筏にボートをつなぐとまだ眠いと 子供は顔に雨が当たらないようタオルをかぶせていびきをかき、よくこんなとこで寝れるな。
雨がボソボソと降り、山用のレインウエアの下も寒さ避けを大量に着込んで、ファーストヒットはネンブツ鯛。
オマエじゃない!
カサゴ。オマエでもない。
針のほうがでかいじゃないか。
大紋ハタ。
少しづつサイズアップ中。
食えばうまいんだろうけどな。
子供が起き出してきて、トラギス。
なんだこれ?見たことのない魚だな。
帰ってきて調べたら 沖縄のほうで獲れるツッパリサギ?温暖化の影響大だな。
11時近くになってようやく雨が上がったが、正面に見えるハズの富士山は雲の中。
カワハギ。
肝、でかいな。
7種目でやっと本命の黒鯛を子供が釣って、
34cm。小さいな。
またカワハギ。こっちのほうがでかいんじゃないか?と計ったけど28cm。
またキタ!
36cm。
この時間帯はまさに入れ食い状態。
団子を落とせば、着底して団子が割れる前に 寄ってきた魚が団子をつつくという団子当たりで竿先が震え、割れてエサが飛び出すとすぐに食いつくと言う活性の良さ。
オレにも久しぶりの黒鯛は
34cm。
のっこみの時期は終わっていてハラは小さめだが、落とせば当たるというこれぞ釣りの楽しさを味わい、
あれ? 富士山のアタマ、見えてんじゃない?
ほんのひと時の頂上。
ハコフグ。
外道もいいとこだけど8種目。
針にエサをつけて、
米ヌカやさなぎ粉、オキアミを混ぜたダンゴ材を
オニギリを握る要領で何回かニギって、この時の握る固さで着底してから割れるまでの時間が決まる。
早くても遅くてもダメで、20秒から30秒くらいで割れるのが理想。
底まで25mくらいあるから、痛むヒジをかばいながらスルスルと短い筏釣り用の竿を下向きにして落とす。
ウキも大きな重りもなにもないシンプルといえばシンプルな釣り。
えさはコーンや通称ボケと呼ばれる砂もぐり、他にはオキアミやサナギを用意して ローテーションをしながら当たりえさを捜す。
しばらく当たりが止まっていたら、子供がキタッ!
おれがその前に2回ばらしてしてた?のを仕留めて、こんなのがウロついてたから他のが寄ってこなかったんだよ。
真鯛60cm。
まあ黒鯛釣りには外道だが、釣ってる最中には絶対バレると思ったのによう上げたな。
どうする。持って帰るか?
どちらの家も、メイワクがられるということでお帰り願って、
10種類目は、サバ。
サイゴにエイらしきのをひっかけ、姿を見る前に 糸、切れよ~!
もう十分楽しんだと時間前にボートを返し、GW明けでガラガラの伊豆縦貫道を抜け1時間半もかからずに帰ってきたのでありました。