山に登り、まだ痛む太ももをカックンカックンさせながら桜木町まで天皇賞の前売りを買いに。
しかし歳は取りたくないもんだ。
一昨日、カモシカに遭ったのは良かったけれど その後かなりヨレヨレになりながら左手に見える沢と道が一番近寄ったところを捜してストックとカメラを置き、リュックを下ろして 冷たい水で手と顔を洗い、フ~~気持ちいい。
それから長袖の腕まくりをして、リュックを背負い、カメラを首にかけて・・・ナゼ顔を洗う前に腕をまくらなかったのかはナゾだが、30mほど下ってきて アレッ?ストック持ってないぞ!
きっと疲れたアタマが、腕まくりをしたことでストックを持ったとカンチガイしたんだろう。一瞬、もうこのまま行くか!と思ったけどやっぱり歳をとってきたんだろうな、ケチ根性が出て 疲れた足取りで取りに戻れば あった!
ぽつんと2本が岩に立てかけてあって、離れたら音が鳴るとか ならないもんかね~。
場外馬券売り場で皐月賞の当たり馬券を換え、その半分だけ買うという根性で オレも成長したもんだ。
ちょっと前なら、全部ぶっこむのがアタリマエだったからな。
それから太ももの痛みを取るには歩くに限るとブラブラ行くと 「ノラねこ通り」の看板があって、へ~こんな名前のところがあるのか・・・
その先に行列発見!
角の八百屋に並んでるのかと思いきや、ヨコのシャッターが下りてるところが有名な鳥料理の店らしい。
もうちょっと行ったところの蕎麦屋で、天麩羅のつけ蕎麦を食べ
伊勢崎モールを抜け、
馬車道の先にある神奈川県立歴史博物館へ・・・
確か、去年 何十年ぶりかで会った高校の同級生のモリオが 土曜日はここでボランティアの解説員をやってるって言ってた。
久しぶりにアイツの顔を見ようと、今日は何を展示してるのかも知らずに訪れると、「近代輸出漆器のダイナミズム」
明治から昭和の戦前期まで横浜は漆器の一大産地だったそうで、それは近代の輸出産品として漆器が重要なアイテムだったからで、海外からの注文にすぐに応えられる様に商人や職人が横浜に集まったと言う。
漆器といってもアチラからすると、日本の木工芸全般を漆器とくくる傾向があったようで、ものすごく豪華な寄木の飾り棚やら、貝細工を施した箪笥や机の数々が展示してあって、こんなに凄いものなら 今まで一度くらい目にしててもおかしくないのに・・・というギモンは、ほとんどが海外輸出用の作品であったため 国内には残ってなかったということで、今回は某大学教授のコレクションの展示だというが、肝心のモリオの姿は見えずに カモシカのほうが会う確率が高いな。