キコリは2回目の心臓手術をして、ゴルフは5月まで待ってくれと言うし、気分をかえてカタクリを捜しに山に行こう!

 

 

 

去年の、丁度今日と同じ日に鳴沢でゴルフをし 同じように翌日カタクリを捜そうとその晩に泊まったホテルの駐車場でクルマの後ろをゴンッ。

電柱にぶつけて、電柱と同じ丸い痕がついたクルマを登山口の駐車場に置いて山登り開始。

まだ早いかな、と思ったカタクリを一輪見つけ、自然の状態で咲いてるのを見たのは初めてで、夢のような奇跡だと駐車場まで戻りクルマの後ろを見ると、こちらはへこんだままでぶつけたのは夢じゃなかった。

 

 

今年は去年より暖かいんだろ?

去年見つけたセッカチのカタクリが今年も咲いててくれと願って、旧御坂峠の入口の3,4台が停められるはずの駐車場に着くと工事車両が止まっていて駐車禁止!

ふざけんなよと反対側を見ると、ちょっとしたスペースがあり、ここでいいか~。

 

 

霧がかかってまだ小雨が降る中を、な~に今日はこれからハレ予報だとスタート。

さっそくキブシのお出迎え。

 

 

山桜はもう散り始めて、トリやシカの鳴き声を聞き 五感を研ぎ澄ましながら・・・

 

 

 

朝日がさす、気持ちの良い山道だが、寒い。

 

 

 

12,3度?

リュックからベストを取り出し、手が冷たくて手袋をはめると随分と違う。年よりは手先から冷えるからな。

 

 

 

この道は鎌倉往還と言って甲府に通ずる歴史のある道、道幅も普通の山道の倍くらいある。

 

 

 

オッ、ツチグリじゃないか?

他のところではよく目にするが、実際に見たのは初めて。これを食べる地方もあるとか聞くけど・・・

 

 

 

四人静か。

 

 

 

ミツバツツジはあちこちに咲いて目を楽しませてくれて、

 

 

 

今度は五人静か。

 

 

道中の無事を願ってお賽銭をあげ、

 

 

 

とりあえずの、旧御坂城跡までの山道。 

 

 

 

白い花びらが落ちていて、見上げるとコブシ?の大木。

 

 

 

これは石垣の名残りか?

峠の頂上の城跡も近いぞ。

 

 

 

 

看板を見て、目を皿のようにして捜すが、何もなし。

まあいい、去年もここにはなかったんだ。

 

 

 

御坂峠の頂上の看板。

長いこと幻の城と言われてきた御坂城が、ここにあったと証明されたのは 昭和も40年代頃のことらしい。

この看板が示す方向と直角に上がってきて、手前側に下りると甲府方面。

 

 

 

天神様が祭られている祠に手を合わせ、

 

 

 

尾根道を行く左の登山道の右下に、空堀跡が続いて伸びている。

そうして去年、カタクリを見つけたあたりに差し掛かると アッタ~!

 

 

 

ちゃんと、花が開いたヤツをみつけて 来た甲斐もあったというもんだ。

 

 

 

蜜標もくっきり見えて、やっぱりカタクリはいい。

 

 

 

あたりを見回すと、そちらにも1つ・・・

奥に青く見えるのはリュック。

 

 

 

あたりに気をつけながら 這いつくばってパチリ。

 

 

 

踊っているようなのや、

 

 

 

枯れ枝のわきから立ち上がってるのまで5,6本が咲いてたが、他のところのように密集して咲くという感じでもなくて、まあこれはこれでいいんじゃない?

 

 

 

あるかどうか不安だったカタクリを見て急に元気がでてきて、目指すはキリがかかってる黒岳。

あの左側をずっと降りて板取沢沿いにぐるっと一周して帰る予定。

 

 

 

あっ!

今まで 雲がかかっていた富士山が姿を現わして 声も出るよな。

 

 

 

振り返ると、アンテナ塔が立ってるあれは三つ峠か?

 

 

 

着いた。

 

 

 

標高1792m。3時間がかりだ。

その先を200mも行くと展望台があって、

 

 

 

 

 

やっぱり オ~~っと声が出るほどに 富士山はカッコ良い。

 

 

 

右手には南アルプスも見渡せて、悪沢、赤石岳。

 

 

 

ここで初めて三人に遭遇したが、皆 反対側のすずらん峠のほうから来たみたい。

コンビニ御用達の稲荷寿司を食い、そのまま広瀬・河口湖の方に向かって真下に降りると、

 

 

 

小さなリンドウが咲いて、

 

 

 

再び展望の開けた場所。河口湖が良く見える。

 

 

 

そこに軽装の若者が上がってきて、どこから来たのかと聞くと、御坂峠。

工事車両がいてクルマ、停めれなかっただろと言えば、上の天下茶屋まで上がって 最初雨が降ってたんでクルマの中で寝てました。それから ずっとランニングで道路を下ってトンネルの手前の御坂峠から・・・

 

ジャ、オレと反対コースだけど元気だね~。

「手前に停まってたカッコいいクルマですか?私は人が少なそうな道を選んで登ってるんですが、ここの坂はきついからお気をつけて」と送り出され、

 

 

 

こんな坂を登って来るヤツがいるんだ。

「人のゆく裏に道あり 花の山 いずれを行くも散らぬ間に行け」か?@千利休

 

 

 

去年はたくさん咲いていたスミレは、もう終わったのか?

ほんの少ししか見ることができなかった。

 

 

 

岡本太郎も真っ青のオブジェを見上げ、

 

 

 

咲き始めのツンツンと、

 

 

 

お約束の苔のモフモフ。

 

 

 

このようなロープが張られているところが数十箇所。いかに急坂続きか わかるってもんだ。

痛む右ひじをかばってなるべく左手でつかみ、そろそろと降りて、

 

 

 

 

 

新緑。

 

 

 

河口湖大橋が手前に見え、

 

 

 

上から垂れ下がってる馬酔木の下に顔を突っ込むと、甘い香りに馬でなくても酔い心地がする。

 

 

 

ようやくサイゴの曲がり角。

ここを板取沢沿いに1時間も行けば帰れる。

 

 

 

去年はここでカモシカに遭ったけど、そうそうは遭えないよなと思いながら、ニニは御岳でカタクリもカモシカにも遭ったって言ってたけど、オレはツチ栗見たしな~。

 

 

 

ハシリドコロが群生していて、薬草でもあり毒草でもあるこれを食べると幻覚が生じて走りまわるからって その名が・・・

 

 

ウンッ、なにか音がすると振り返ると、

 

 

 

いたっ!

 

 

 

沢の向こうの崖に、あいつだよ。

 

 

 

ここらへんが縄張りなのか?

 

 

 

一歩動いて音を立てたら テキも気がついて立ち止まり、見詰め合ってどうする!

 

 

 

ワチガイソウ。

 

 

 

センニンソウ?

 

 

 

カタクリも見れたし、カモシカにも遭えた。

 

 

 

良い山行きだったと、冷たい沢の水で手と顔を洗い、

 

 

 

某ホテルのダレも入ってない露天風呂に浸かって帰ってきたのでありました。

 

 

 

 

♪ バイバ~~イ!

 

 

 

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