水曜の雨をついて 子供の運転で東名を下り、
沼津で降りて、海沿いの宿に向かう頃には真っ暗。
一階が食堂になってる宿で、刺身定食と金目の煮付けを食べ、強い雨の音を聞きながら眠りについた。
木曜の朝、雨は上がってるが曇り空、釣り場に向けて走っていると、桜が満開で爆釣の予感・・・
ボート屋のおかみが、ボートを乗りやすいように引っ張ってくれながら
「今日はお祭りがあるから 少しうるさいかもしれませんよ」
なんのお祭りかと聞けば、豊漁祈願祭?
釣り場に着いて、さっそく団子作り。
そこへ、ピ~ヒャラ 笛の音がして、来たよ。
帰ってきてから調べたら、このあたりの漁港から十数隻が集まり駿河湾の豊漁と航海の安全を願う「大瀬まつり」というのだそうで、漁師たちが女装して船上で踊る「奇祭」としても有名なんだそうだ。聞いたことなかったけど・・・
カラスも、物珍しそうに眺めてた。
釣れたよ!と子供の竿にあがってきたのは ちっちぇえカサゴ。
また来たよ。
白塗りの化粧をし、長襦袢を羽織って「ちゃんちゃらおかし、ちゃらおかし」の掛け声とともに踊り、大瀬神社を目指すといって、大瀬神社の祭神が男性であるため、漁師たちが喜ばせようとした説が有力なんだそうだ。
駿河湾に春の訪れを告げる伝統行事だというが、
そんなの関係ない?
祭りはそっちのけで、アンタら なにしてんの?
釣れないな~。
釣れませんね~。
さお先に糸がこんがらがり、子供にちょっと取ってくれる?と立って座ったらお尻の下でメガネがペチャンコ。
朝の6時から4時近くまでずっと糸を垂らしてたのに 二人でカサゴ一匹かよ。
もっとも途中で、ものすごい引きで糸を切られたのが2回。
でっかい黒鯛だったな~60cmはあったぞ。
「エイだよ!」
子供に連れてってもらうんだから、ケチケチするなとナニにお小遣いまでもらってボートもでかいのを借り 餌代から始まって5万近く使ったのにカサゴ一匹かよ。
それにメガネの修理代、いくらかかるんだ?