ヘボ組で山梨のフォレスト鳴沢ゴルフ&カントリークラブ。
パコーンが仕事の都合で日曜しか行けないとワガママを言い、なにもわざわざ料金の高い日曜に行かなくても それに帰りは渋滞必死だろと思ったがそこは現役優先、付き合いってものもあるしと キコリになるべく遅い時間をとってくれと頼んで・・・
3週前の3月の終わりにメイの子供と黒岳に登ったけど、まったく花を見ることがなかったがもうスミレの一つも咲いてるだろ。カタクリは例年だとGWのころだと言うが今年は暖かいし、中にはせっかちのやつもいるんじゃないかと 去年、山梨割を利用して安く泊まったホテルを予約をし 日曜日にゴルフしてから泊まって 月曜日に再び黒岳を目指そうというコンタンで、キコリはどうりで遅い時間にしてくれってイミがわかったよって、みんなでワガママ競争か?
石楠花が咲き雪柳やジューンベリーが満開のゴルフ場は インから出て6ホールが終わり キコリに5打差を付けられハンディ3あげてるんだから 今日もヤラレかと思った16番ロング。
キコリさんのボールは右の林の上でキンコン。もう一球打ったほうがよろしいんじゃないですか?
みんなで音がしたあたりを探すと 白杭の外にあった!オービーだよ!
「チェッ、一番イヤなのに見つけられちゃったよ」
なに言ってんでィ、ボールがあっただけでも感謝しろ!
17番175ヤードショート 打ち下ろしだから165と見てクリークで打ったボールはピン一直線に飛び グリーン手前から転がって ガシャン。
耳が遠いのに音が聞こえたような気がして ピンに当たった?
行ってみると なんだよオッケーバーディーじゃないか。
オッケーだろ?早くオッケーって言えよ!
結局ラスト3ホールで6打差を縮めて44!
昼は18穀米と煮込みハンバーグ。どうして18種も入れてるんだと聞くと18ホールにちなんで・・・むりやり詰め込んでるのか?
午後からアウトに廻ると アッ、富士山!
後半も3連続パーなんかあって 良い調子できた 7番。
ティーショットがドフックして左に5本並んでる木にマトモにあたり跳ね返ってきて40ヤードくらいしか飛ばず2打目のスプーンを打ってもパコーンの1打目に及ばず、なんだかんだのトリ。フザケンナヨ!
あれは、明日登る黒岳だ。
案外カッコいい山だな。
最終ホールは171ヤードショート。
結構強い風にあおられて 右バンカーは一度で出ずに 3打目で1.8m。
そのフックラインを真ん中から沈めて 「80台だ!」と騒げば 二人はシラ~・・・
ギリ80台だけど ニギリはハンディ3だからチャラ。
キコリのクルマでどこかの駅まで送ってもらうパコーンたちに別れを告げ、オレは富士山も見えてることだし 夕景でも撮りがてら明日の登山口と駐車場の下調べに 3週前に行って勝手知ったる御坂みちから天下茶屋へ・・・
5時近くなっていて 店は閉店、人っ子一人いない。
桜の木の下で記念撮影はいいが、
お目当ての富士山は雲の中。
クルマもコノトキまでは キレイな姿だった。
街の灯りが見えるようになっても テッペンがちょこっと見えてるだけで雲は取れず、しょうがねぇ戻るか。
去年泊まって味をしめた、主に外国人向けの安ホテルは県民割りとクーポンを貰って実質2000円ほど、それでも去年より割引率が落ちてる。
表の駐車場が満杯で裏に廻ってといわれ、バックしてたらゴンッ!
暗くて良く見えなかった電柱に当たって ピーッて音がしたか?ビートルズを大きな音で聴いてたからな。それでなくても高い音は聞こえにくい。
木に当たったり、電柱に当たったり今日はさんざんだな。
テンションダダ下がりだし、もう明日は山に登らないで帰ったほうがいいんじゃないか?
それでもせっかく来たんだからと 朝風呂に入り納豆とご飯のバイキングをお腹一杯食べて イザ昨日下調べしておいた登山口まで。
クルマを停め 改めて昨晩ぶつけたところをみると 結構ヘコんでるな。まあ不幸中の幸い?ハッチは問題なく開き、
前回と違い、今日は新御坂トンネルの上を行って 直接御坂峠の城跡まで行く道で、鎌倉往還というらしい。
8時10分スタート。ここんところ痛かった腰も 昨日のゴルフがよかったのか 却って快調で、
フムフム、まあ御坂城跡の先にあった「この辺りに貴重な花々が自生してる」という看板のあたりで カタクリでも見れなかったら黒岳まで行かずにユーターンしよう。
このまえ行ってるし、うまくすりゃぐるっとまわろうかとも考えてたが、この看板の下の道にはバッテンが並んでるやないか。
なんかこころもとない案内だな。
鎌倉往還と言うからには、昔の人は甲府に行くのにこの道を行き来したのか?
そしてイザ鎌倉!という時には あちらから関東武士が駆けつけた道か。
オッ、「一人静」
やっぱり3週違えば 花も咲くってもんだ。
何人静かだ?
だけどやっぱりいいね~、これだけでも来た甲斐があるってもんだ。
朝飯のバイキングを、去年のカタキとばかりにたらふく食べてお腹一杯。
去年は早いスタートに間に合わせるため 並んでた小学生の団体の先頭に ちょっとおじさん急ぐからと割り込ませてもらい、納豆と味噌汁を搔き込んだだけで済ませたからな。
そのあと寄ったコンビニでも水とバナナと一口カステラだけ買い、今日はポーターもいないしなるべく荷物は軽く・・・
由緒ある道らしく お地蔵さんにお賽銭があげてあって、モチロンオレも10円。気持ちだから・・・
しかし初めて歩く道というのは 新鮮でいいな。
左手にずっと富士山が見え隠れする山道に、ミツバツツジが色を添え、
おう、この道にも こういうところがあるのか。
目を皿のようにして辺りを見回したが、それらしき花は見当たらず、ここに咲いてないんじゃ もっと標高が高い上じゃムリか・・・
案外快調に100分で御坂峠到着。
御坂城跡の石像に一礼し、
空堀跡を横目に あの看板のところまで・・・
薄汚れた看板のあたりを期待もしないで見回すと、
エ~~~ッ!
たった一輪だが カタクリあった~。
太陽が当たってないから開いてはないけど、
とにかく願いが通じたというか、奇跡の一輪じゃないか。
急にお腹がすいてきて、近くに腰掛けて一口カステラをパクリ。
右奥に白い看板が立っている。
元気もでてきて、この際だ、黒岳まで足を伸ばすか。
その先を下ってぐるり一周だ。分岐さえ間違わなければ大丈夫だろ。
苔を撮る元気も出て、
あれが黒岳か。
御坂城址から1時間くらいだったよな。
富士山も見える!
この ♪腰のあたりまでの切れ込みはトリカブト?
うちにあるのに似てるけど その先の看板に書いてあるのを読んだら ヤマトリカブトか。
というか、クマもいるの?
ほぼ予定タイムの3時間で、黒岳到着。
その先の展望台まで足を伸ばしたが、富士の上に雲がかかり ナッツをぽりぽりかじりながら一休み。
見晴らし台の前に咲いてた桜、なんだろうけど なんという種類なのか・・・
オッ、上が見えた!
前に来て、一度こっちから戻りたいと思ってた展望台から下る道を いざ行くぞ!
どこかで読んだところによると とても険しいと書いてあったが まあ人によるからな。
途中に 前が開けた景色のよいところがあってパチリ。河口湖の全貌が見渡せる。
下が濡れてたら苦労するなというような急坂が ずっと続いていてロープ頼み。
確かに急だわ。
こっちから登ったらタイヘンだろうな。
広瀬ってどこ?
すみれもたくさん見ることができて、
枯葉の間から首を伸ばしたり
白いのも・・・
相当 足に来てるが分岐はまだか。
そこを見落としたら エライ目に遭うぞ!
ここか!上から1時間ほどでここまで降りて来て一休み。
バナナを食べ、結構汗もかいたし体重も減ったろ。
どうも最近食べすぎで1.5kgくらい太ってきてる。その分、ボールも飛べば文句ないんだが。
ところで、このごろちょっとゴルフの調子が良いのは やっぱりドライバーのデキだな。ちゃんと枠内に飛ばせば2打目のウッドでへたすりゃ乗るし、乗らないまでも近くまで行って まちがってパーだって取れることもある。
もうこの歳で飛んで200ヤードくらいだが、鳴沢は打ちおろしが多く 230ヤード付近に設置してあったポールを何度かオーバーしてたのもあった。
沢沿いをどんどん下ってると、上の方で黒いのが動いた・・・気がして まさかクマじゃないよな。
顔を上げて見回すと、岩?
じゃない。そのヨコに またカモシカやないか。
3週間前に遭遇したヤツじゃないだろな。このあたりはカモシカの生息域?
じっと見つめられて、完全に見張られてるな。
じゃあな、またな。
もう行くぞ!
シロガネソウ?よくわからん。
カエデの仲間?プロペラ状の実。
ワチガイソウ?沢沿いを降りたおかげで珍しい花をみることができたが、
無事に駐車場に戻って、クルマの後ろをみると こっちは無事じゃないな。
帰途立ち寄った 河口湖なんとかホテルの日帰り温泉の露天風呂は アタマにタオルを乗せた外人さんばかりが4人、昨日の安ホテルの大浴場は中国語が飛び交って コロナも落ち着いてきて 賑わいが戻ってきたか?