今日の大風で、横浜や東京の桜はおおかた散ってしまったんだろうな。
花は咲き、花は散る。
”花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ”
唐の時代の五言絶句を このまえ御坂峠で見た太宰の石碑の裏に追悼文を刻んでいた井伏鱒二が訳した詩であるが 寺山修司は若い頃この詩を口づさむことで、何度自身のクライシス・モメントを乗り越えたかしれないと書いている。
「さよなだけが人生だ」という言葉は、いわば私の処世訓であるとまで言っているが、後年「幸福が遠すぎたら」と言う詩の中では
さよならだけが 人生ならば
また来る春は 何だろう
はるかなはるかな 地の果てに
咲いている 野の百合 何だろう
・・・・
さよならだけが 人生ならば
人生なんか いりません
ま、彼の面目躍如だな。
昨日、薄暮ゴルフから帰ってきたら 今度3年生になるマゴから
「木の上にウメ吉が登って巣箱の匂いを嗅いでたよ!」と御注進があって、今朝はバリアー作り。
ブキ丸出しのデキでも、これで登らなければいいんだろ?
いろいろ教えてくれたベルナーママさんのところでは、雀にジャマされて四十雀が巣を放棄したとかしないとか?
ウチのも中にいて抱卵中とも思えないし、どうなってるのか気を揉むところだが、
取りあえず今日も風が止んだあとで姿を見て 一安心してるところである。