便利な世の中になったもので、ちょっと聞き覚えのあった曲を歌謡曲に詳しい詩人のアドバイスを受けながらパソコンで遡っていったら大元の元まで辿り着き、その動画を再生してみたけど なんという哀しい歌だ。

日露戦争が終わったあとの1906年に作られたと言うから もう100年以上経つわけだが、また同じことを繰り返して人間というのはつくずくアホだな。真っ先に死んでいくのは 先頭に立たされる若い兵士と決まっている。

 

 

 

「満州の丘に立ちて」

作曲 シャトロフ(И. А. Шатров, 1879-1952)

作詞 マシストフ(А. И. Машистов, 1904-1987)

歌唱 ディミトリー・ホロストフスキー(Дмитрий А. Хворостовский)

 

 

夜が近づき 薄闇が大地を包む

誰もいない丘に靄が降り 

東には黒雲が垂れこめる

 

この大地の下 われらの勇士たちは眠る

風が勇士らに挽歌を手向け 星々は天より見守る

野の砲撃も今はなく 遠く雷鳴が鳴り響くのみ

 

そしてまたすべては穏やかに

夜のしじまに沈黙する

 

 

 

眠れ勇士らよ 安らかに夢路辿れ

夢に御霊迎えよ ふるさとの畑よ遠き父祖の家よ

汝ら戦場の敵刃に斃れるとも その戦功はなお我らに語りかける

 

汝ら人民の血に洗われた戦旗を我ら運び往こう

われらは新しき生へと歩もう

隷属の軛 脱ぎ捨てて 

そして民と祖国は忘れはしない その息子らの犠牲を

 

夜が近づき 野にはコーリャンがざわめくのみ

眠れ勇士らよ 汝らの記憶を

母なる祖国は抱きつづけよう

 

 

 

 

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