(続き)

宿の受付の木村多江に「静岡県では、今こそ静岡元気旅というキャンペーンをやっておりまして、お客様はコロナのワクチン3回目を打ってますか?」と聞かれ、その証明書があると5000円の割引になるというが そんなの持ってきてないよ。

 

 

「写しでもいいんですが、シャメとかで送ってもらうことができませんか?」

5000円はでかいな。

「そのほかに1000円のクーポンが2枚ついて 合計で7000円お得です」

 

 

 

部屋に入り すぐにナニに電話して送ってくれ!

どこにあるの?おまえにあずけたろ!ワタシもらってないわよ。すったもんだの挙句オレの引き出しにあったのを送ってもらい、スマホ片手に木村多江のところに行けば 地図を渡されて このコンビニで5千円払って1万円分のクーポンを買ってきてください。千円2枚のクーポンもついてきますから。

 

 

 

 

せっかく上ってきた山道を15分も戻り、ファミマの店員に付きっ切りで面倒みてもらってクーポン券取得し、7000円分のもうけ。

 

 

 

ナニにうまくいったと報告すれば、それでオミヤゲ買ってきてよ。

昨日、参加賞でもらったメロンがあるからいいか。

 

 

 

 

その日は雲って富士山が見えなかったが 枕元のメッセージのお陰?で翌朝は 部屋の窓からも雄大な姿が拝め、

 

 

 

朝食前に田貫湖畔まで降りて逆さ富士を眺めたが、こちら側から見ると右肩上がりの富士はちょっとカッコつけてるようにも見えるな。

 

 

朝飯のバイキングは納豆を2パック搔き込んで、いざ出発。

 

 

 

 

7時半スタート。

 

 

 

長者ヶ岳まで2時間ちょい。

そこから天子ヶ岳まで1時間、往復で6時間、宿の日帰り風呂は2時までだというからギリギリだな。

とりあえずクーポンは使えるのかと聞くと850円でお釣りはでませんが・・・上等だろ。

 

 

 

♪緑の中を走りぬけてく真っ赤なポルシェ~

 

 

緑の中を、のところだけ合ってる。

くもの巣が顔にかかり一番のりか?

何回も手でカオをぬぐって・・・

 

 

 

風の通リ道?左手がえぐれた谷になっている。

 

 

 

50分かかって田貫湖方面からくる東海道自然歩道との合流点、富士はうっすら。

 

 

 

ホウチャクソウ

 

 

 

 

木の根道をゆっくり。

65歳ごろゴルフもあと10年だなと思ってたけど あっという間に10年経ってしまったな。

昨日は、歩きたくなるのを今日のために足を残そうとカートに乗りまくった。歳は争えない。

 

 

 

葉緑素が抜けたギンリョウソウ。

 

 

 

二人静かか?

 

 

 

富士山と焼印のある宿のお茶うけのまんじゅうを食って

 

 

オオヤマハコベ?

 

 

オッ、これは?

 

 

 

 

カオを上げると葉っぱが5枚あるじゃないか。

花は終わっていたが、標高は800m以上あるし これはだ~れかさんんが言ってたアシタカツツジじゃないか?

 

 

 

トリカブトは、ウチの園芸種よりたくましく葉を拡げ、小さな虫がブンブン カオの周りにまとわりつくのを払いのけ払いのけて、

 

 

 

着いた。

 

 

 

ウシロのシロヤシロは ほとんどサイゴの花を咲かせている。

数十年後には女性天皇になってるかも知れない愛子様のお印の花 ゴヨウつつじを別名シロヤシオと言うらしい。

 

 

 

長者ヶ岳は炭焼き長者の伝説が残る山。松五郎という炭焼きと都の皇女の物語で、この先の天子ヶ岳は、皇女が死んだとき瓔珞の冠を埋めたと伝えられるところ、山頂にはその瓔珞から芽吹いたと言うヨウラクツツジがあるけど まだ咲いてないだろうな。シロヤシロが終わって2週間くらいしてから咲くはず。

 

去年も、シロヤシロが散って瓔珞つつじが咲く前という最悪の時季に登ったからな。

まあゴルフの都合に合わせて登ってるんだからしょうがない。

 

 

 

ウツギの仲間?

 

 

 

長者から天子に続く尾根道にもシロヤシロが散り敷いて、それにしてもダレとも会わない。

みんな花の時季を知ってるんだろうか。

 

 

 

道は合ってる。

 

 

 

散る間際?のシロヤシオは こんな格好で垂れ下がり、

 

 

 

コキンバイ

 

 

 

まだかよ。

早くしないと日帰り温泉の時間に間に合わないぞ。

 

 

 

このあたりのシロヤシオはまだ健在で、

 

 

 

そうして、やっぱり時間通りに3時間を越えて到着。

 

 

 

山標のすぐ先に 小さな石のほこらを囲むように

 

 

東国ミツバツツジが2本。

 

 

 

伝説は読んでいただくとして

 

 

 

肝心の瓔珞ツツジは、エ~~~~ッ、枯れてる?

もう花が終わっちゃった?

そんなバカなことないよな。

 

 

 

よく見りゃまだ固いツボミがところどころに垂れ下がって、枯れたのはなんだよ。

もしかしてスゴイ低温の日があってツボミのまま逝っちゃった?

 

 

 

 

長者ヶ岳まで戻るとベンチに腰掛けてる人に初めて出会い その人がオレのぶら下げてるカメラを見て、その下に山芍薬のツボミがありますよと教えてくれた。

 

山に詳しそうなそのオジサンに、天子まで行ってきたんですが瓔珞ツツジが枯れていてつぼみが少ししかついてなかった、と言うと「それは、去年の花でしょ。今年はツツジ類は裏作で 花付が悪いですよ」って・・・

 

 

 

しかし花が咲く緑の山の中を、前もウシロもだれもいない一人っきりで歩くという 山登りと言うのはあるイミ贅沢な遊びだな。

 

1時半過ぎに降りてきて 温泉に入ろうと宿に出向くと 支配人らしき男性が1時半までです。

え~、聞いてないよ~。

ヨコにいた木村多江が「アッ、昨日お泊まりいただいたお客様!」とアシストしてくれ、

「2時から清掃に入りますから それまでに 入りください」

例のクーポン券で汗を流し、おかげさまでいろいろありがとうございましたと出れば、

「またお越しください」とにっこりされて 良い旅であったことよ。

 

 

 

 

 

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