朝の良い天気に、このまえの天皇賞の当たり馬券を握り締め 桜木町の場外までジャパン・カップで、目指せ倍々ゲーム。
第41回って、もうそんなになるのか。そもそもが、世界に通用する強い馬作りを標榜し 外国馬を招待して始まったレースだが、最初のうち日本馬はてんで外国の馬に歯が立たず 名前も聞いたことがないアッチの馬さえ買っておけば意外な高配当にありつけ、何度か美味しい思いをさせてもらった。
しかしこのレースに限らず、競馬をやめて行く人の大半がそうであるようにオレもまったく当たらなくなり、それはみんな歳をとって 若い頃のようなカンやヒラメキが失せていくからだ。
ここ何年かは、それでも昔のクラシックレースといわれるようなのだけに手を出しているが、このジャパン・カップもここのところ日本馬が外国産馬を凌駕していて、時代も変わったもんだな~。
天皇賞では不覚にも本命サイドの馬券を買って当たってしまいどうせあぶく銭、今日は本命のコントレイルは蹴飛ばして本来の穴狙いに徹し、帰るから迎えに来てくれとナニに電話したが「今、洗濯中よ。銀杏が色づいたころだから見てきたら?」とあっさり拒否され、仰せに従って桜木町から 山下公園のほうまでブラブラ。
あれは、横浜三塔物語のどれかか?
通りすぎて振り返ると、ビルの谷間に埋もれて
その先の、横浜税関の上に こちらはクイーン。
キングはお色直し中。
アビーロードのビートルズ風に自転車を押して大またで歩く人の向こうの銀杏並木は 見ごろで、
11時?まだハラへってないし、コーヒーでも飲んで行くかと、このまえ味をしめたホテルニューグランド2Fの幻のレストラン「フェニックス」を訪ねれば 今日はウエディングで貸切・・・
じゃあ、と1Fの奥のラウンジ ラ・テラス。
飲み終わり 手を上げて会計!
「ご宿泊のお客様でございますか?」
違うけど、泊ってるとなんかいいことあるの?
「少々割引がございます」
この風袋で、スポーツ紙の競馬欄拡げてたんじゃウソついてもバレるな。
中庭のテラスの噴水の脇を通り、さっ帰って競馬見物だ。