そういうワケで、痛くてもすこし歩いたほうが良いと言われ 散り始めた桜を見がてら 近くのお寺やら公園めぐり。
オッ、信号が青ダッ!
ちょっと前なら駆け出してたところだが、この足じゃ自重、課長、あわてるこたぁないや。
「散る桜 残る桜も 散る桜。」どうせ散るんだ、焦ったってしょうがない。
ダレの句だったかな、などアタマをめぐらしてたらホラ、また信号が変わった。
70年前、近くのお寺の大きな銀杏の木にカミナリが落ち、その裂け目から芽が出た大島桜はこの辺りの名物?
普通に歩く分にはなんてことはないが、坂や階段を降りるときは まだヒザが痛く違和感があってかばいながらおそるおそる。
花は咲き誇ってるけど、
風が吹けば、ハラハラ大量の花びらが舞い あっというまに葉桜か。
サクラの季節も一瞬。
良寛の句も、400年前のスコットランド、ケルト地方のある男性の墓石に刻まれていたという言葉も
底に流れるココロは同じだな。
ここを通る人は 誰でもかまいませんから
これを読み 立ち止まり 涙を流してください
私はあなたのように生きていました
そしてあなたはいずれ今の私のようになるのです
私のために祈って下さい
それでスマホの歩数計を見れば9930歩、まだ死にそうもないな。