下諏訪の毒沢鉱泉「神の湯」に入って ノロノロと坂道を下っていたら ヒ~さんから電話があり「今度の日曜日にやりませんか~」いつもながらの ノンビリした口調に ついこちらも”いいですよ~”
ヒ~さんはオレが鎌倉に入って初めて一緒に廻った人。それ以来気に入られて?彼のホームである秘境カントリークラブにもたびたび招かれている。しかし電話があるのはいつも夏休みの最中、いつだったかは飛騨の白川郷見物して高速を走ってるときに電話してきた。普段廻ってる連中が、夏休みだと集まらないらしい。
連れてきたのは、今年初めてのゴルフだというがもう顔なじみのサイちゃん。スタート前に靴底がはがれかけてると騒ぐので 山で習った知恵で、杭のロープを少し拝借して 靴をグルグル巻きにしてやった。
久しぶりに出して履く登山靴でも往々にしてこういうことがあるらしく、オレもイザ、という時のためにリュックにガムテープを忍ばせてある。
、
”サイちゃん、友達はもう出てきたのかよ?”
「懲役15年だもの、まだまだですよ」
中国で温泉の探査をやってたサイちゃんの友達が3年ほど前にあっちで捕まり、スパイ罪で懲役15年。
アチコチ撮った写真がパソコンに残っていたのが敗因らしかったが、温泉の建物の設計屋のサイちゃんは、前日に別用で現地を離れて無事だった。
”そういうの、国はなんにもやってくれないの?”
「スガさんが何か言ってたけど、自己責任でやれってことすね。春に習近平が来るっていって なにか動きがあるんじゃないかとおもったけど、それもコロナで中止になったし」
”しかし15年って長いよな。中国共産党が倒れるのが早いかガマン比べだな”
「カナダ人も捕まって、あっちはファーウェィの関係で死刑ですよ。」
それに比べればマシということか?
陽は容赦なく照り付けるが、日影は涼しく 吹きぬける風はキモチが良い。
毒沢鉱泉の効能書きに50肩に良い、とあったがいつの間にか肩も廻るようになり43,42の85は自由にゴルフできる身としてはヨシとせにゃいかん。
帰ってきて、盆の送り火。
マゴたちが張り切って、たくさんのウマとウシを作ってくれた。
もうこれから、その役目は任すぞ。
それにしても毎年のことながら、あっというまの夏休みだったな。