関東地方に梅雨明け宣言が出た翌日の土曜日、

群馬の水上高原ゴルフコースに、うるさくてひねくれものの三人と泊まりゴルフ。

 

 

yahooブログの移行には時間がかかるというので、丁度いいや 留守のあいだに

移行手続きが済んでりゃ、と思ったら あっちにはもう書けなくなってアイサツもできずじまい・・・

 

土曜の朝 現地1時集合ということで、起きてウロウロしててもどうせ早く行きなさいよ!と追い出されるのはわかってるから早目に家を出て、ゴルフコース近くの谷川岳の一の倉沢まで雪渓を見ようと足を延ばせば、今年の雪解けは早い?

 

雪渓の最前列は、去年より相当後退していて これじゃ上に登って奥のほうに行けないな。

雪が緩んだところにズボッっと はまって、夏まで見つからない人がいると脅かされたんじゃ

持て余した時間を、近くの混浴の露天風呂だと聞いた宝川温泉にはいってつぶすかと

 

クネクネの山道をどんどん遡ってたら、ガンちゃんから電話があり、「今 すれちがったダロ!」

すれ違うって、どういう意味や!オレ、また道を間違えてる?

よくよく聞けば、ヤツも早目に着いて どこかメシを食うところを探しに下りてきたらしかった。

なんだよ!だけど 良くオレだってわかったな~。「あんなクルマすぐわかるよ!」

 

 

”近くの混浴の宝川温泉というところに行って入ってるから、あんたも来いよ” と電話を切り

受付で2000円払うと湯浴み着を貸してくれて これ着用必須。

しかし2000円たァ いい値段だな。

 

 

建物を通って外に出て 湯檜曽川沿いに歩けば、ここからは撮影禁止の張り紙。

その奥に源泉掛け流しの大きな露天風呂が見下ろせて、

いるよ~湯浴着を着たオバサンか?

 

丁度良い湯加減、上には新緑の木々が輝き 川の瀬音や鳥の鳴き声がして

これでもう少し若いネ~サンでも入ってたら天国だな~。

少し温度が低い打たせ湯に、三度もアタマや肩を打たれながら 

それにしてもガンちゃん遅せェな。あいつ、受付で2000円って聞いて帰っちゃったかな?

と、上の道を見上げてたらやっと来やがって 

「ナビの言うこと聞いてたら、同じところをグルグル三回も廻った」? バカだな。

 

 

あんまり長湯してると ゴルフに差しさわりがあるぞと 追い立てて出たら

向こうから若い女性たちが五人、集団でぞろぞろ歩いてきて

ガンちゃん、もう少しグルグルしてれば良かったのに・・・

 

 

午後2時スタート予定だったが、例によってキコリがねじ込み1時スタート。

半そでじゃ冷たすぎる風が吹いて みんな上にもう一枚はおり、

スカイコースイン、スタートホールは、3mのスライスラインをぶち込んで、

おはようバーディーならぬ”こんちはバーディー”。

 

 

晴れてると思えば、急にキツネの嫁入りのように細かい雨がパラついて、いわゆる天気雨?

 

 

 

コースはカート乗り入れオッケーでラクチンだが、モチロンオレだけ歩き。

 

 

最初、耳鳴りかとカンチガイしたほどのセミの声がコース中に響き、

正体は このちっちゃ目のハル蝉。

オレは最初のバーディーが効いて39!上出来やが。露天風呂効果か?

 

夜はバイキング。

ガンちゃん、いくらアサリの酒蒸しがうまいからって そんなに皿を積み上げなくても・・・

 

 

あくる日曜、コースは霧で真っ白。

大体、梅雨入りはわかってんのに どうしてもう一週前を取らないかね~。

「だってパコーンが用事があるって言うから」

「また、ひとのせいにする~」

 

霧の摩周湖だな。

パコーン君がパッコ~ンと打ったボールは、スライスして霧のかなたへ・・・

♪みぎィに~ 曲がァってェ~ 消ィえ~~て行ったァ~

「ヘンな歌、唄わないで下さい」

 

 

昼飯もバイキング、デザートのシュークリームを3っつも皿に盛って

キコリさん、おなかが・・・

 

午後になり霧が晴れるとともに 鳴りを潜めていたセミの大合唱が始まった。

「ボギー!」キコリが短いパットを入れて叫べば、パコーンが

「ボギーならいいじゃないですか。オレなんかこれ入れてダボですぜィ?」

なんだ?ぜい~~って・・・オマエ、きのうの夜、時代劇見てたろ!

 

 

7番、パー!オレも、オレも・・・

”エッ、みんなパーなの?インチキしてねェか?”

「どうせオレ達のパーはインチキですよ」

フクロウはちゃんと見てるんだぞ!

三人が含み笑いをして、オマエらなにか隠してるな?

 

 

昨日39で廻ったインは45、アウトは44で、ダレかさんのマネしていいとこ取りすりゃ83だ。

明日の月曜、会社を休んで尾瀬まで足を伸ばそうと このホテルから出るクルマの入れない鳩待ち峠までのバスを予約したが、パコーンは満杯で間に合わず オレだけもう一泊して

50年ほど前に社員旅行で行ったっきりの 遥かなる尾瀬を夢に見ながらベッドにもぐりこんだのでありました。