
春先の天気ほど、というか天気予報ほどアテにならねェものはない。
丹沢湖地方の午前中は雨、早い時間は雪もまじるとか言って

去年三つ峠に連れ出し、雪解けのどろどろ道を歩かされた?ナニとイヌはしり込みをし、
いいよ、じゃオレ一人で行って、白い雪と黄色いミツマタのコラボを撮ってくるぞ思って寝たが
朝起きたら雲間から薄日がさしていて、オ~~イ行くぞ~。

800mちょいの山。
昔、小田原の造幣局にお札の原料として納めていたミツマタ畑が放置され、
ミツバ岳という名も、ミツマタ畑がちじまった説もあるとか?

イヌは歩き始めたとおもったら、すぐにダッコ。
しょうがないでしょ。もう80歳のお婆ちゃんなんだから・・・

どうだ、いい匂いがするか?

杉林を抜けるとブナ林が拡がり、半分来た。

登山口のすぐそばの駐車スペースは6、7台分しかなく、
どうせ雨だと遅いスタートだったのでシンパイしたが、停まっていたのは2台だけ。
みな、この天気予報に恐れをなしたか?

ふわ~と甘い香りが漂い、
時々薄日のさす空、来て大正解だな。

頂上付近はうわ~~っと声がでるほどの一面ミツマタ。

7分咲きほどか?
「まだ満開じゃないね」
こんくらいが丁度いいんじゃ。

下に見えるのは丹沢湖。
反対側に見えるはずの富士山は雲の中。

帰りはおんぶか?
ナニと交代でおんぶにだっこ。
お陰で50肩が直ったわい。

これでもかというぐらい、ミツマタの花を楽しみ、

香りも楽しんで、

オマエさんも、たまには山の空気を吸って長生きしろや。

帰り道は、おなじみの「ブナの湯」に浸かり、

国道246沿いで見かけた「桜観音」にお参り。
しかし、こんなに腕が疲れた山登りは初めてだよ。