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カラミティー・ジェーン。

アメリカ西部開拓時代の女性ガンマン、別名平原の女王と呼ばれた。-wikiより



カラミティーとは、災厄 疫病神といったイミで なんでもカラんでくるヤツと覚えれば覚えやすいが

それが女性となると、なかなか厄介?



すごいアダ名を付けられたもんだが、そもそも先住民のインディアン暴動鎮圧のために出動した先で反抗を受け

6名の隊員が死傷する中、銃撃を受けた鎮圧隊の隊長に代わって指揮を任され

のちに回復した隊長に、災難から脱出させるジェーン、つまりカラミティー・ジェーンと名づけられたと言うが、



ホントのところは、その後法廷で難癖をつけて男性を怒らせ 法廷の疫病神とされたからというものらしい。

なんでも、伝説の出どころというのはアヤシイもんだ。



それから時代が下がり、ゴルフのヒッコリー時代の最も偉大で球聖と呼ばれたボビー・ジョーンズは、

パットに悩んでた頃に「カラミティー・ジェーン」という名のついたパターを手に入れ、

その年の全米オープンを初制覇、



パター製作者は、ショートパットをはずしたときは最悪のカラミティー(災難)だが、

長いのを入れりゃ カラミティーとはオサラバだと名付けたというが、

ボビー・ジョーンズは、その後も全英オープンを3連勝するなど このパターで勝ちまくったという。

オレも若い頃、このパターの名器のウワサを耳にしたことがあったが、実物はおろか写真もみたことがなかった。





今週の代休の月曜の朝、アメリカのツアーチャンピオンシップ最終戦の表彰式、

全盛期のように長いの、短いの、パターを入れまくって5年越しの優勝を果たしたタイガー。


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                                                                           @GDO
18番ホールでなんとかバーディーをもぎ取り、かろうじて年間チャンピオンになったジャスティン・ローズは

でかいカップを抱えて微笑んでるのに、ヨコのタイガーが手にしてるのは

「カラミティー・ジェーン」のレプリカのパターだと アナウンサーが言う。



え~、これがそうなの、しかしこれだけかよ?  全部純銀ででも出来てるのかな?

まあ、それだけ価値のあるパターだということなんだろう。

カラミティー・ジェーン 百発百中のパター 伝説はこうして作られてゆくのか。