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昨日の碁会が終わったあと、悪いのに誘われて原宿 表参道。

神宮の森の上に、クリスマス色した東京タワーが顔を出し、


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表参道ヒルズにはクリスマスイルミネーション。

「オレ、明日3時半起きして 山梨の山まで雲海撮りにいきたいんだよな。」

「山は逃げない!」

ワインなんぞを飲み、家に帰ったのが9時過ぎ・・・



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それでも、天気予報は良いし 今日を逃したら何時行けるかと予定通り出発。

ヘッデンを点け、まだ暗い5時に登山開始するが 向こうのほうは明るくなりかけている。

数時間前には雑踏の人込みの中にいたのに 今は静寂の中に身を置いてフシギな感じ・・・


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しかし、寒いな~。それに風があるじゃないか。

今日は穏やかに晴れるっていってたのに、この風じゃ雲海も吹き飛ばされちゃうだろ!


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富士山はくっきり、はっきり。雪もある。

しかしお目当ての雲海は、陰も形もなくあてハズレ・・・


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今日の目的地 白谷ノ丸は、大菩薩から続く山塊のこっちのハズレにあり、

連なる山々の中では一番見晴らしがよく、富士山が展望できるところと言われている。

てっぺんのちょっと下、ケルンに朝日があたっていい感じ。



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9月に、その眺めを楽しみに奥のほうから歩いて来たが、富士はお隠れになってて

今日は手前から登ってリベンジ。

白谷ノ丸 シロヤンガマルと読み、丸とは朝鮮語で峰のことだそうだ。

大昔に、アチラから渡ってきた人達が付けた名前だろうか・・・


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太陽の下に白く光るところがあり、東京湾?


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前回は黒岳のほうから、今日は手前の湯の沢峠から。



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確かに見晴らしがいいけど、雲海が見れないんじゃ、

なんのために早起きして 暗い中 鼻水すすりながら登ってきたんだ!


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コロッケパン食って、まだ8時前?

湯ノ沢峠まで降りて 反対側の山に もうひとつ登ってから帰るか・・・


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降りていると、登ってくる第一山人発見。

随分下のほうでオレが降りるのを待っててくれて、よぼよぼ下ってるのを心配してくれてるのか?

「オハヨウございます」といっても なにも言わずオレのほうをじっと見て、

女性は挨拶を返してくれたが、いよいよ近づいたら

「このまえ、お会いしませんでしたか?」



え~~?とよくよく見れば、文化の日に雁ヶ腹摺山のテッペンで二人だけでカメラを並べた青年。

偶然だね~、彼女? と聞けば 「奥さんです。」

立ち止まっていろいろ話をしたが、こういう出会いってうれしいなぁ。



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枯木立の向こうにアタマに雪をかぶった南アルプスの山々。

アレっ、この光景、オレが子供のときに見たものと同じじゃないか。

オレの場合は あの白い峰々の向こう側、 伊那谷から見上げてたんだけど。



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桜だな。

咲くのは五月くらいだろうか、花の季節にまた来たいもんだ。


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峠まで一旦降り 反対側の大蔵高丸に向けて登り返し。



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シカ柵。

牛奥のヒモで縛るのとと違い、ここのは開けたあと 傾斜でカシャンと自動にカギがかかる。


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お花畑の花々をシカから守ってる。

ここも花の季節に訪れたいところだ。



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え~、あれか?

まだあんなあるのか。ちょちょっと行けばスグだと思ったのに

軽い気持ちできたのがまずかった。

最初から心構えが出来てりゃ そんなにショックを受けないものを・・・


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音のするほうを見上げると、小鳥が木の幹をつついて エサ探し中。



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枯れ葉の下にシモバシラ。

帰りは陽に融けてグチャグチャのところもあり、滑らないよう用心深く歩いた。


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かなりバテながら」到着。



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振り返ると、色のウスイ頂上の さっき登った白谷ノ丸が見渡せた。

いつもは、翌日も休みのときに山登りする。

さあ、早く帰って休養しなきゃ。


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シモバシラ。

すれ違った高齢の団体のリーダーが 首にかけたカメラを見て「いい写真が撮れましたか?」

「富士山はいいんですが、雲海を撮りたかったんです。今日は風があって・・・」 と答えれば

「それは ぜいたくってもんです」

そりゃそうんなんだけどね~。


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陽の当たる枯れ葉の道。

他に人工物の音のしない、こういうところを歩くのが山登りの醍醐味だな。



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登山靴を脱ぎ、荷物をトランクに放り込んで 未舗装の山道をローギアでソロソロ降りれば

来るときは真っ暗で気が付かなかったが 落石がゴロゴロ。

左側のガードレールには 石がぶつかったあとがナマナマしく

早く通り過ぎたいけど、下はガタガタ。

息詰めて、ハンドル握り締めて 石落ちるな、対向車来るな・・・



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途中まで降りてくると、紅葉まっさかり。

そうして、今日のもうひとつのお目当て、金山鉱泉。

沢で砂金を探すより、この鉱泉に入れば湯の底に砂金がザクザク?



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地図を見れば、山を越えていけば近いが、車じゃそうも行かず、

一旦幹線道路まで出て、また山道をくねくね遡ること40分。

もう家なんかないだろ、と思った道の奥に 金山鉱泉山口館。



ナビに「きんざんこうせん」と入れても出てこず、途中で大月観光協会に電話して聞けば

「カナヤマこうせん」 早く言ってよ~。

スマホで調べ、まだ朝の11時、日帰り温泉やってるかの確認の電話を入れて・・・




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旅館の前にクルマを停めさせてもらい 「小さなお風呂ですよ」 と お女将さんに言われたが


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砂金はとれなくても あ~、疲れが取れる~。

ひのきの風呂桶の香りにも癒され、金山というのは地名?かと聞けばその通り。

「昔はこの辺りに金鉱山があり、今でもそこらへんを掘れば出てくるかもしれませんよ。」

そう言われちゃ、又来なければ・・・