
一人で山ばっかりじゃなく、たまにはイヌの散歩に海へ付き合えというわけで 三浦半島黒崎の鼻。
身体の疲れをとるには、ちょっと歩いたほうがいいかと 重い腰を上げて・・・
何度か来て、勝手知ったる安全な無料駐車場にクルマを止め、
地元の人しか歩かないような道を、ず~~と海に向かい 漁師小屋の脇を一山越えれば、

海が開け、左の岬の突端が黒崎の鼻。
正面に薄く富士山が見えたが、一昨日さんざん見たから今日は流していくか。

黒崎の鼻によじ登れば、つわぶきの黄色い花が揺れ、

磯菊の上には タテハ蝶。
ここに来るのはちょっとややこしく、ひと気はないし 静かでホントによいところ。
よくここでサスペンスドラマのロケをやるって聞いたけど、そういうの あまり興味がなく見たことがない。

突端の鼻の上はちょっとした芝生があり、寝転ぶのにも丁度良い。
風はあるがポカポカ陽気に一枚脱ぎ、出かける前になってあわてて焼いてたおにぎりをほおばれば

イヌが匂いをかぎつけて寄ってきた。
一休みしてから 犯人が突き落とす?崖を降り、

下の砂浜から見上げたところに一軒家。
作家である曽野綾子の別荘で、ペルーのフジモリ元大統領が祖国にいられなくなったときに
長いことここにかくまってたらしい。

岬の先を海沿いに廻り、半島の上に行くのにここか?あそこか?と迷いながら
ナニもイヌをダッコして あっちだこっちだ言いながら 初めてのところを上がれば

半島の上には広い畑が拡がり、
ダイコンと並んで三浦名物のキャベツの苗がずら~~っと整列して壮観だった。