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土曜日の朝3時起き、東名厚木から圏央道の八王子、鶴ヶ島を抜けて関越道

水上で降りて 谷川岳ロープウエーの立体駐車場にもぐりこみ、普通車乗り入れ禁止の車道を歩いて

谷川岳西黒尾根登山口、5時半スタート。山頂まで3,7km コースタイムはフツーの人で4~5時間。



オレはフツーじゃないから6,7時間?ゆっくりゆっくり行きゃ着くだろというヘンな自信というか過信?

それにここんところ毎日、昼過ぎになると北関東には竜巻カミナリ注意報が出ていて

できれば12時前には下山をはじめたいという 根拠のないモクロミ・・・


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大体、この西黒尾根というのは日本三大急登の一つと言われていて

他の二つは北アルプス烏帽子岳のブナ立尾根、南アルプス甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根、

モチロンどちらも知らないけど、山登り一年に満たない初心者のオレが

どうしてここを登る気になってしまったのか、いまだにわからない。


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谷川岳に登ったとジマンしたとき、ロープウエーでしょ、と言われるのがコケンにかかわると思ったのが

潜在的にあったのかも・・・

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とにかく はじめからず~~~っと登りっぱなし。

おそろいのチェックの長袖を着た高校生くらいの集団に道を譲れば

15人くらいの一人ひとりがあいさつしてくれて まあこっちも一休みできて丁度いい。


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銀竜草(ぎんりょうそう)キノコの一種?

葉緑素がないからこんな色とも。

高山植物が咲く季節に登るのは初めて、このあとも次々現れて目を楽しませてくれた。


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頂上まであと3時間。

今7時、と言うことは土合から90分かかってるということだが、登りを思えばいいペースか?


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ちょっと開けたところから見えた、あの雲がかかったところが頂上?


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下から雲が湧き上がってくる風景も新鮮。


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フジバカマじゃない?大きな株。

アサギマダラがヒラヒラ 旅の途中に寄り道してる姿が目に浮かぶ。



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7時10分、一休み。

冷凍庫で凍らして持ってきた飲むアイス。コンビニで目について買ったんだが大正解。

半分飲んだら元気100倍、クマがでてきても戦えそう。


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必殺アイテムその2、虫バイバイ。

顔や首筋 ウデに吹き付けて 虫除け。

悪い虫が寄ってこなかったから 効果あったのかも。

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一汗かいて好調だが、半そでのTシャツはビッショリ 風が冷たくなり

背にハラは換えられぬ、その上から長袖を羽織った。



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このような石ゴロゴロの山道を登りつめ フクラハギがキンチョーしてきて

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必殺アイテムその3、バンテリン。

ズボンのスソを捲り上げ、両フクラハギに刷り込めば 幾分回復気味、気のせい?



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天気予報じゃ午前中はクモリだったが

太陽が出て 葉っぱが透けて見えるのも 山登りの醍醐味だな~。

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このまえの雨ゴルフ、山用の帽子をかぶってったら100叩いて エンギでもねぇ

アレかぶって滑り落ちて 帽子が悪かったじゃ済まされめぇ。

どうせ暑くなるんだしと ゴルフ用のムギワラ帽着用。


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お~、やっと森林を抜けたか。


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左に天神平のロープウエーの駅が見える。

とすると、あの尾根が天神尾根か~。


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切り立ってるな。ここ登る?


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足元に咲く花にいやされ、


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みなさんの貴重なアドバイスをアタマに浮かべながら

一歩一歩、慎重に 滑らぬように転ばぬように・・・


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モヤがかかった遠くのやまなみ、結構高く上ってきた。


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出た、鎖場。

うしろからきた若い夫婦連れに モデルになってくれと頼み 下からパチリ。

ダンナがシンパイそうに見上げてるの図。

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ダンナのあとを追って オレも四つんばい。

右手に2本のストック、左手首はここんとこのゴルフ過多で突くと痛いけど、

しかしそんなことを言ってる場合ではない。

鎖を掴んで必死でよじ登った。


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雪渓だ。こういうのが見たかったんだよな。

右隣だからマチガ沢?雪渓の向こうの尾根の裏が一の倉沢か?

よ~く目を凝らすと、雪の上を登ってる人の姿が米粒のように見える。



とにかく、ロープウエーで登ったんじゃ見られない景色とジガジサン。

ず~っと右手の、雲が途切れてチョコンとしてるあたりが頂きかも。


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ロープウエーからの天神尾根がくっきり。

谷間に雪が残っている。


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クルマユリだ!

絵になるね~。


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景色の良いところでコロッケパン休憩。

朝のクルマの中でマイタケおにぎりを一個。

それにこのパンのあとは 水とお茶だけで あとは疲労で胃がなにも受け付けなかった。


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ニッコウキスゲだ。

しかし息を詰めてピントあわせをしたあとはアタマクラクラ 深呼吸を繰り返さないと元に戻らない。

とにかく山側に身を寄せて・・・


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スベリそうな岩だな。

オレはこうみえても案外ボディバランスがいい方?と自分で思ってるくらいのもんで

トシのワリにはひょいひょいと・・・他人が見たら違う意見かもしらないけどな。


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と、言いながら必死のパッチでよじ登って・・・


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またまた休憩。9時10分。

お茶、一本目終了。

あとは凍らせた水一本だけ。



昔の山ガールに聞いたところじゃ、夏山で水が切れたら命トリ。

水場だって、出てるかどうかわからないしね。

凍らせたのを一本持っていくといいよ。それならゴクゴク飲まないしと。

3本は持ってけというのを、そんなに背負えないと2本にしたんだが・・・

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ここにもニッコウキスゲ。

カレン。


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目を凝らすと、山の尾根を行く登山者が点々と見える。

あれを登ってゆくのか~。


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と、ラクダの背の標識。

ラクダのコルとはここのことか。

先行者が取り付いてるのが見えるけど、

そんなに追い越されてないよな。

他から登ってきた人達?

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あの雪渓より右上にあるのが頂上だよな。


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クガイソウ?

箱根の湿性花園でも見たけど、自然の中で見るのは格別だ。


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なんか、あの雲アヤシくない?

カミナリの元だったりして・・・


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お~、あそこが頂上?

あとで、頂上左下に見える雪渓を渡ることになるとは思いもしなかったけどな。



若いのが追い越して行く時に あとどのくらいかと聞けば、

「そうですね~、あと1時間もあれば登れると思いますよ」

そりゃ、アンタならね。オレの場合は倍かかるから。


今10時だから12時か・・・カミナリ来なけりゃいいけど。

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10時30分、必殺アイテム4、エネチャージ。

大菩薩の時は冷えてなくてまずかった経験を生かし、これも冷凍して持ってった。

3回に分けて飲んだけど、そのたびにエネルギーがわいてくる気がしたから、気のもんでもない?



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大文字草の一種?


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赤トンボだ。

赤トンボは里で生まれ、暑い夏を山の上の涼しいところで過ごし

秋になると 胴体が茜色に染まって また里に下りて行くという。


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遠くのどこかでカミナリの音がした。

気がアセルな~。

山ガールのおばさんの話じゃ、

冷たい風が吹いてポツポツときたと思ったらいきなりザ~だからね。

ポツポツですぐにカッパきたほうがいいよと教わったが・・・

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これがもしかしたら、ウスユキソウ?

あっちじゃエーデルワイスと呼ばれるヤツか。


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ざんげ岩。

ストックを握る指が皮むけそう。

ゴルフも、指の皮がむけるほど練習すればうまくなるのにな。



みんなも、ザンゲしろよ~。

つづく。