
全米オープンの最終日の再放送をやってて、まだ松山がスタートする前
スコアが下の宮里らに混じってケビン・ナが映り、解説の佐藤信人が
「この選手はプレーオフに弱いんですよ。勝負を急いじゃうんですよね」
そういや、松山がアメリカで初優勝したときの プレーオフの相手がこのケビン・ナだったな。
ホンチャンの最終ホールでドライバーを叩き折った松山は、
プレーオフのティーショットをスプーンで打って右バンカー。
それを見たケビン・ナは一気に決着をつけよう?と ドライバーを振り回し
ぜったい行ってはいけない左の池の、そのまた左に打ち込み 逆に勝負あった。
「勝負は勝ちに行ってはいけない」 と佐藤プロは解説していたけど、
確かにハンディがついて、勝ったと思ったときが一番アブナイというのはオレも身に沁みてそう思う。
ハンディというのは、例えば競馬のハンディ戦で言えば 全馬が鼻面そろえてゴールするように
背負う重さが決められるし、野球のトトカルチョだってハンディ師が絶妙のハンディを・・・
まあ、そのハナシは置くとして とにかくハンディというのはサイゴに帳尻が合うように決められるのだ。
それをだな、このまえの囲碁旅行じゃTVで松山が見える良い席に陣取り、
ジーさん達に二目も三目も置かせていることを忘れ、
早く決着をつけようと 序盤のコチラの石の数が少ない不利な態勢から
ムリ手を連発して逆にやられるという・・・人間、ケンキョさを失うとソンをするようにできてる。
松山の後半の15番、あの細くて長いフェスキューの中に打ち込み、ムリしてグリーンを狙わず
ボギーでもしょうがないとヨコに出した一打、追い風だったし 残り3ホール全部バーディーなら追いつけるかも
と、考えていたとも・・・
オレやケビン・ナみたいに 勝負勝負と勝ち急ぐようなタイプは、
松山のような 暗闇の牛みてぇなヤツが一番ニガテだな。
明日は夏至。
庭にネジ花が二本咲いて、よくよく見ると右巻きと左巻きじゃないか。
どちらによじれるかは、単にネジ花の気まぐれによるそうだが その比率は一対一だって・・・