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土曜日、出来立ての温かい崎陽軒のシュウマイ弁当を買って朝一の新幹線に乗り込んだ。

今月初めに千葉へゴルフに行った時の弁当の表紙は春だったけど・・・季節の移ろいは早いもんだ。

オレだってあっという間に歳とって、今日は50年ぶりに比叡山に登ろうってコンタン。

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新幹線もあっという間に京都につき、ハロー京都タワー!久しぶりだな。

駅前から市内を縦断する市バスに乗り一時間、懐かしい風景にキョロキョロしながら

あっ、この教会 英会話を習いに行ってたとこだとか・・・ものにならなかったけど。


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平安神宮の大鳥居をくぐり、銀閣寺の脇を抜けて

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比叡山への登山口のある修学院道バスストップ着。9時20分。

こんなに長い時間乗って、230円の均一料金というのはいいね~。


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音羽川沿いに登って行けば、目の前に比叡山が見え、あっいけねぇ。

食料買ってねぇや。バスの中では買わなくちゃと思ってたのに・・・

白川通りから大分入ってきて、コンビニなんか見当たらない。

今更戻るのもナンだと自販機でお茶を一本買い、軽くていいか。

シュウマイ弁当しっかり食べたし、頂上まで2時間くらいのもんだろ。



しかし、金時山を見たときにデビッドさんが「近いな」と言って驚いたけど

この山をみて、そう驚かなくなったのは 進歩?まあ昔とはいえ経験してるからな。


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きらら(雲母)坂。この付近の花崗岩の含まれる雲母がキラキラ輝いてきららだと。

そのうちキララ坂48とかでてくるかも。


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木製の雲母橋を渡りって左上方面に行く。

なにやら橋の格好まで、京都っぽい?

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親鸞聖人御旧跡 きらら坂の石碑。

なんといっても比叡山まで続くこのきらら坂は、そんじょそこらの坂とはワケが違う。

親鸞ばかりではなく、道元禅師、法然上人、日蓮上人たちもこの坂を通って比叡山に登ったというんだから

ゆめゆめ、途中でキジを撃ったり花を摘むようなソソウをしないように。


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雲母寺跡の小さな石碑、ヨコの板に書かれた文字はもう読めない。

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いざ登り始めて最初の写真に、フシギな光が写っていてさすが霊山。


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立ち入り禁止の札も、そこらの地主じゃなくて宮内庁だからな。

網の向こうは修学院離宮の領地、天皇家の持ち物なんだろ。


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コケもなにやらゆかしい。


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山の中はひんやりして気持ちよく、ここんところの電車通勤で鍛えてる足は快調。

特に息の乱れることもないが、道はまったく覚えがない。


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こういうえぐれたところを歩いたことだけは覚えてるが・・・


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上から降りてくるのがいたら、すれ違いに苦労しそうだな。


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ひとしきり急な坂道をのぼったあとの彩り。

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ミツバツツジか?


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バスを降りてから1時間かかって尾根道に出た。

林の上に、うっすらと比叡の頂上が見える。


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これが世に言う叡山スミレか?

わからんけど・・・

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突然、例の石碑が現れた。

50年経つと、表面もかなり汚れてきてたが 水飲対陣之跡と読める。

腰掛けて後から来る人を待ち、シャッターを押してもらったけど、



何故オレがあの時、石碑の上に立ったかがわかった。

ここは見晴らしが利かず、石碑の上に立ちゃ京都市内が見えるんじゃないかと思ったんだな。


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そこから1分も上に上がったところに市内を見渡せる場所があり、

電線の先が下宿のあった左京区。真ん中の低い山なみの左手が市内だ。

あの頃より随分と家が多い気もするが、まあ記憶は不確かなもんだからな。

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小さなお地蔵さん。


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浄刹結界跡?

これから先は魔物の領域か?


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振り返るとお地蔵様の首が・・・


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ヤブツバキ。

結界とは、女人禁制のことみたい。

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お~、サクラだ、と見上げてもそれらしき木が見当たらない。

葉桜となり まわりの木に同化したか、遠くから舞ってきたか・・・



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昔のように猿にも修行僧にも出会わなかったが、何組かの団体のグループや個人組など今や人気の山?

途中で皆で腰を下ろして、お弁当やらおにぎりをほおばってる姿を横目で見ながら行けば、

先に行ってもらったサークルの学生さん達が市内を見下ろしていて ウシロからパチリ。




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植林された?杉並木の下を行くと



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桜の花びらが落ちていて、こういう落ち方はスズメの仕業?

くちバシが短いから蜜を吸えずに食いちぎると聞いたけど、異論もありのようだ。

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ウグイスのケキョケキョという鳴き声を聞きながら トントン行ってたらヘンな道に・・・


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メインルートを外れた道だったみたいだけど、声がするほうにほうに行ってちゃんとした道に合流できた。


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あっ、山桜。下から見上げたときポツンポツンと咲いてるのが見えた桜?


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二時間で、ほぼ予定通りケーブル駅到着。

学生のころは、ここで終わり。

ここからケーブルカーでさっさと山を後にしたが

山登りのハシクレとなった今は、一応頂上の三角点を踏まないと・・・それにしてもハラ減ったな。

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大比叡の頂上めざし、もう一ふんばりと歩を進めると 出た!スキー場跡。

まるで夢の跡だな。



冬が近くなると、夜 下宿から見上げる比叡山の頂上の奥のほうがぼ~~っと光り

今年も、ナイタースキーが始まったなと、風物詩みたいなもんだったけど・・・

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手前からグルッと 照明塔のあとでもないかと歩いてたら、こんな根性松をみっけ。


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そのあとは、一般車は通行禁止のような舗装道路を長いこと歩き、

滋賀側からのハイウエーの駐車場に出たら、「そばうどん」のノボリ。

一も二もなく飛び込み、テンプラソバ!


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ハラを満たしてから、駐車場脇の道を登って三角点にタッチ。

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戻る途中の駐車場からみた琵琶湖。

こっち側は琵琶湖が見えアッチ側は京都、至極アタリマエのことだけど、ちょっと感動。

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頂上付近の電波塔もパチリ、下から見上げて見える棒のようなものはこれか~。

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さっ、登山は済んだ。

これから第二のお楽しみ、さっさと山を降りようとロープウエー、ケーブルカーの通し券を買い、

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やっぱり、随分奥まで家が建ち並んでる

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ポツンポツンとある、山桜の奥にある集落はベニシアさんの住む大原?


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ロープウエーを降り、ケーブルカーの駅で見かけた大阿闍梨の写真。


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帰りはおみやげに、誰かさんお勧めの阿闍梨餅を買って帰るかな。


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ケーブルカー横の桜も満開。やはり標高の高い山の上の桜は遅い。


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このすれ違いは、はっきり覚えていた。


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そうしてケーブルカー終点の八瀬に降り、たまたまみかけた瑠璃光院特別公開のポスターに引かれ

高野川沿いを下れば、河原を埋め尽くすシャガの群れ・・・

(続く)




HHH