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                                                                                                (c)AFP/Getty Images/Rob Carr

やっと勝ったな。

悲願のマスターズ優勝を決めるバーディーパットを沈め、

これまでの呪縛から解放されたように雄たけびを上げた。

そのあと、廻りを取り囲む多くのパトロン達に向かって 投げキッスを繰り返すヤツを見てついホロリ・・・



19歳でアメリカツアーデビュー、その初戦でいきなり3着に入りエルニーニョ・神の子と呼ばれたのも遠い昔、

今じゃアタマに深い剃り込みが入り、白いのが混じったヒゲ面 37歳?の いいオッサン。


デビューして5、6年経ったころから、乳しぼりとヤユされたほどの

グリップを何十回も握り直してもショットに入れない典型的なイップスにかかり、


それを克服したあと、いつもメジャーで良い位置につけながら

最終的には肝心なところのパットが入らず自滅という 天才肌にありがちなパターンで

同種同病のオレには、その気持ちがよ~くわかって 

もうメジャーには勝つことがないだろうと思ってたメジャー74戦目。



3日目、トップタイで終わってたが それもいつものパターン、

カラクレナイ同様、サイゴは届かないんだろうと思いながらつけた今朝のTV。

3打差つけてトップじゃん!



まだ5番ホール?画面に映るヤツの顔をのぞきこんで キンチョーしてねぇか?まるで親心だな。

それが6番でローズにバーディーを取られ、直後の7番のティーショットを曲げ林の中。ハジマッチャタヨ。

なんとかグリーン手前のバンカーまで持ってきてワンパットパーにしのぎ、いつになく大げさに右コブシを握り



いいのかよ。こんなに早い段階で気合入れちゃってたら サイゴまで持たねえぞ。

そのホールをローズにバーディーを決められ1打差まで迫られたが、まあそれでもまだトップじゃ。

というところでタイムリミット、家を出た。



電車の中で桜花賞の新聞記事を読みながらスマホチェックすりゃ、アレヨアレヨというまに並ばれ抜き去られ

駅を降りたときには逆に2打差をつけられて2着タイ。


まあ、いつものパターン そんなに驚くことじゃない このままクシュンとなってオワだろ。

会社に着き、なにはともあれTV観戦。

オレのガルシア好きを知ってる関西の女医さんからは、「今年もガルシア ムリね」とコメが入り

オレも ほとんど目はないと思ったが・・・


セルヒオは14番でバーディーをとったあと、15番ロングで アナウンサーが「セベがボールの背中を押した~」

と叫んだほどの、サイゴの一コロガリでカップインのイーグルが出て アラ追いついちゃったよ。



3打差をつけてた朝の顔は不安気だったが、

次の16番ショートのティーではファイティングスピリットあふれる精悍な面構えからピン横1mのバーディーチャンス。

だがスコアが並んでたローズに先にバーディーを決められると、いつもの弱気がでて打てずにはずすんだな。



それでも17番でローズが思わぬボギーを叩き並んで迎えた最終18番、

入れれば勝ちという2mのパットが入らず ビビっとるやないか。う~~ん だからセルヒオか~。


プレーオフは18番から。

しかしこの18番、ティーグランドの先の狭い両側にパトロンがズラリと並んでアブナクねぇか?

ドライバーがシャンクなんかしたら大怪我もんもんだけどな・・・しねぇか。



いつも神経質そうに顔をしかめてるセルヒオがキャディーと笑って話してて、オッ、ヨユーあり?

というわけで、サイゴ 「2パットでいいんだぞ」と画面に向かって叫ぶオレの前でバーディーパットを決めてくれて

やった~~~~!

リオの金メダリストのローズが、珍しく曲げ 今日だjけは 神の子に神様が微笑んでくれたのかも。



今までさんざんセルヒオのことをあ~だこ~だ言ってきたけど、やっと陽の目を見たかな。
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あわせて結婚もおめでとう。