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この前、若い銀行マンが来て 「スライスを直すにはどうしたらいいいんですか?」

スライスってのは、クラブフェースがボールに当たるときに、直角じゃなくて開いて当たってるからや。

リキんだり、打ち急いだりすりゃウデが前に出てきてスライスするよ。



まず30cmぐらい真後ろに引いて、クラブフェースと左手首の面を一緒に、上向かないよう、こうやってと

ゼスチャー混じりで、とにかくゴルフがうまくなるには練習しかないよと、

オレも言うことと、やることが全く違うと思いながら講釈垂れて・・・




そいつが、また今日来たので 「どうだ練習したか、少しはマシになったか?」と聞けば

苦笑いして、なんだゼンゼン効果ナシかと思ャ

「ボールって足の真ん中に置くんじゃないんですね。」



そうだよ、ドライバーは左足かかと前って昔から・・・それ、知らなかったの?

「ええ、みんな足の真ん中に置いて打ってました、他のお客さんに言われて初めて知りました」

そんな基本中の基本、当然知ってるとおもったけど、オレも他人のことは言えねぇなって・・・




山で教わった、下りはつま先で降りる、T字ストックはヒゲダンスのように腰のところでつくっていう方法。

みんな、基本中に基本?



知らなかったばかりに、ヒザや両手首を痛め 左手の平なんか赤くなって 二の腕の痛みは足より長く残った。

なんでも基本というのは大事だな。それはわかっちゃいるんだけどね~。



俺テキには、どうも昔から基本をおろそか、というかバカにするは言いすぎだけど軽んじる傾向があって、

それで、いろいろやらかしてるんだけど、そういうことはクチが裂けても言えぬ。




そもそもの出来事が小学生の時。

割り箸の下にゴムを引っ張って巻き プロペラを回す模型飛行機を作ることになり

オレは作り方を書いた紙を見ずにチャッツチャッツと 皆が半分もいかないのに作り終わった。

見回っていた先生もそれを見て ちゃんと作らないと飛ばないよと言ったが

いざ飛ばす段になったら、オレの飛行機が ダレのよりも長く、高く飛び 校庭を一周して戻ってきた。




それ以来、いい年になってもマニュアル無視 もう見よう見まねでやるもんだから、

何事においてもホントのところがわかちゃいない。

カメラだって分かってるのは半分くらい、碁やゴルフに至っちゃ 基本が出来てないので四苦八苦。



ノーベル賞だって基本の研究が大事、基本ができてなくちゃそのあとの応用もへったくれもない。

今まで基本無視でやってきたツケが廻ってきてる。山で思い知らされたしな。



けど、ホントは小学生の時からわかってたんだ。キホンガダイジ。

最高に飛んだ飛行機をもう一度飛ばしたら、ミジメなほど飛ばないで落下。

そのあと、何度やっても同じ。

タマタマあの時、良い風に乗ったんだな。


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