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今年の夏休みは、墓参りのついでに 宝さがしに飛騨の高山に行くつもり。

探し当たる確率は相当低そうだけど、夏休みの一日 古い高山の街をブラブラするのも悪くない?



ハナシは遡って戦前、勿論オレが生まれる前のことだが、じーさんは信州飯田で足袋屋を営んでいた。

職人さんも大勢いて、足袋の製造販売は結構繁盛したらしい。


じーさんには男の子が4人いたが二人は若くして死に、次男がオレのオヤジ、戦後足袋屋をあきらめ

あんなイナカで洋画専門の映画館などやっていたが、それもうまくゆかず、

夜逃げ同然にオレが小学生の時、一家で東京に出てきた。



四男の弟は、信州に残って高校の地学の教師をしていて

いつか化石を掘りに行こうと誘われてたのに、果たせぬまま亡くなって5年になる

その教師の叔父に子供がいて、つまりオレのイトコになるんだが、

いつだったか 奴がオヤジから聞いた話と言って



昔、オヤジの知り合いが訪ねてきて、高山に旅行に行った折、ウチの屋号の書かれた足袋の木彫りの看板を

高山のどこかの商家の軒先で見たというのだ。


そりゃ、いつの話だ?と聞いても もう15年か20年前?30年前?

叔父さんも、いつか高山に看板を探しに行きたいと言っていたそうだが・・・



しかし高山というのは、かなり信憑性がある話で、うちに残ってる古い写真に

着物姿のじーさんと小僧さんが大きな風呂敷に包んだ柳ごうりを脇に置き、

どこか峠のようなところで一服してるのがあって、ウラに飛騨の高山の帰りとペンで書いてあり

じーさん達が山をいくつも越えて高山まで、歩いて足袋の商いに行ったということは聞いた覚えがあった。




それにしても、20年も30年も経ってまだ、そんな看板が残ってるか?

ネットでみてみりゃ、かなり古い街並みがそのまま残ってるらしくて、可能性がゼロということはないだろ。

いずれにしても一度は行ってみたかった飛騨高山、今年の夏はおもしろくなりそう?


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梅雨明けを待っていたように、レンゲショウマが一つ咲いた。

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← もし見つかったら買い取らなくちゃな。